ドレスは環境問題に貢献できるか。EarthDay東京にリメイク作品が展示されます。
東京都・そして兵庫県知事が緊急事態宣言を国に要請したようです。この記事は今週末(4/24.25)のイベントに関する記事です。4/22のEarth Day当日に合わせて記事を準備していたら、こんなタイミングになってしまいました。緊急事態宣言によりイベントがどのような形になるかはまだわかりませんが、活動の記録として掲載することにしました。
ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。「ドレスは環境問題に貢献できるか」というテーマで、リメイクやオーガニックコットンなどで環境に配慮したドレスを作る活動をしています。
今週末(2021年2月24日・25日)Earth Day東京にて、廃棄される予定の服からリメイクしたふたつの作品を展示していただけることになりました。
今年のアースデイ東京においては「消費行動をファッションから掘り下げる」というミッションを掲げられています。
4月22日はアースデイ
Earth Dayとは、「地球のことを考えて行動する日」
その日にちなみ、4/24.25に渋谷ミヤシタパークで「サスティナブルファッションウィーク2020+1」が開催されます。
こちらで、リメイクコンテストを開催されているatelier HIKITSUGI のブースにて、制作した二点のリメイク作品を展示していただけることになったのです。
「5着の廃棄される服から作ったエシカル・ウェディングドレス」
「様々な文化や国籍などボーダーレスなイメージで制作した作品」
アースデイ東京とは
4月22日はEarth Dayです。この日は「地球のことを考えて行動する日」
この日にちなんで各地で様々なイベントが行われています。東京では、代々木公園やミヤシタバーク等で、4月17日〜25日の期間中に様々なイベントが行われています。
Earth Day東京とは:日本では、1990年に第1回目のアースデイが行われたのを出発点として、各地でアースデイのイベントや企画が行われています。東京では、毎年、4月22日のアースデイの前後の土日、代々木公園を中心に「アースデイ東京」が開催されています。「アースデイ東京HPより」
Earth Dayの起源とその歴史
アースデイの起源は、なんと1970年代にまで遡るそうです。発祥の地はアメリカ。社会運動や学生運動が活発だったその時代に、環境問題への関心が高まり、様々な運動に繋がりました。
1970年アメリカのG・ネルソン上院議員が、4月22日を”地球の日”であると宣言、アースデイが誕生しました。また、アースデイを通して環境のかかえる問題に対して関心をもってもらおうと、全米学生自治会長デニス・ヘイズ氏が学生たちに呼びかけ、それはやがて社会・学生運動へとつながりました。そうして、1970年の最初のアースデイは、延べ2000万人以上の人びとが何らかの形で、地球への関心を表現する アメリカ史上最大のイベントとなりました。「アースデイ東京HPより」
社会の変革とファッション
1970年代は社会運動が広がった時代。ファッションもLOVE&PEACEを掲げた、自由なヒッピーファッションが大きな流行となりました。
この時代のファッションはその後何度も、リバイバルされています。
これは私の個人的な意見ではありますが、世界に何か大きな変革がある時、この時代のファッションが繰り返される傾向があるように思います。
地球サミットが開催され環境問題に関心が高まった1990年代もそうですし、2001年9月に同時多発テロが起きた後は、その次のSSシーズンのコレクションでは多くのメゾンがLOVE&PEACEのキーワードを掲げ、ファッションジャーナリストたちもそれらの切り口を積極的に採用していたように感じました。
このコロナ後のSSシーズンもそうでしたね。「オプティミズム」をテーマに掲げ、ロマンティック回帰、LOVE&PEACE、ポジティブ、フラワープリントや明るい配色を多く目にします。
私の作品も、「ネオヒッピー」を意識しています。もともと好きなテイストでもあるのですが。
モデル:tsuyu
時代性とファッションについての関係は、また機会があれば記事にしてみたいです。
消費からサスティナブルへ
緊急事態宣言もどうなるかわからないし、コロナは本当に人々の生活を変えてしまいました。
でも、このコロナをきっかけに、ファッションも消費からサスティナブルへの方向へ少しずつ変革してきているようにも感じています。
ファッションの「消費」の時代を、がっつりアパレル業界で生きてきた者の責任として、それでもやはりファッションやドレスで、これからの世代に少しでも貢献できればいいなと考えています。
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