冬色の虹

　いつものようにGR3を片手に散歩に出た。アパートの４階の窓から外を見たときには陽が射していたのに地上へ降りてみると路面が濡れていて空を見上げると天気雨のような冬空だった。

そして歩き始めた方向には虹がかかっている。空が冬空なので虹も冬の色だ。傘を持っていなかったので散歩コースを変更。公園を横切って昔の赤線と呼ばれる通路を歩くことにした。

　いい季節ならば子供の遊ぶ声が聞こえる、どこにでもあるような公園。枯れ草も伸び放題でこれも季節の趣きには違いない。

　最近は滑り台もプラスティック製で何となく寂しさを増幅させるような意匠だ。

　こんな写真ばかり撮りたいわけではないけれど、何となくシャッターを切りながら歩く。

　アスファルトの上に場違いな紅葉の落ち葉があったので、どこから飛んできたのかなとキョロキョロしてみると正体はすぐ近くの家の庭木だった。真っ盛りの紅葉も好きだが落ち葉も同じくらい好きなのだ。
ところで最近、GR3Xの特別仕様のカメラが再受注開始という記事をみたのでダメ元で抽選に応募してみた。換算40mmの画角って散歩カメラにはちょうど良さげな気がするのは28mmよりも35mmの方が好きな僕の好みの問題かな？