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第2章 列島が育む食材 07-01.介類(水産無脊椎動物):特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」見聞録 その12

2024年02月09日、私は国立科学博物館を訪れ、一般客として、特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」(以下同展)に参加した([1])。

 

一般的に魚や貝などの水産動物全般を指す際に、魚介類という言葉が用いられる。この介は貝と同義ではなく、エビやウニなども含む水中に棲んでいる無脊椎動物の総称として使われている。

その中では、クラゲ(刺胞動物)、ウニ・ナマコ(棘皮動物)、ホヤ(脊索動物)、貝類・タコ・イカ(軟体動物)、ならびに、甲殻類(節足動物)が、食用となる。なお、いずれも海洋生物である(図12.01,図12.02,図12.03,図12.04,図12.05,図12.06,図12.07,図12.08,図12.09,図12. 10,図12.11,図12.12,図12.13,図12.14,図12.15,図12.16,図12.17,図12.18,図12.19,図12.20,図12.21,[2]のp.62-63,[3]:以下の図で示される介類の種名を検索するようお勧めする)。

図12.01.上から、シャコとクルマエビ。
図12.02.上から、イセエビとトヤマエビ。
図12.03.タラバガニ。
図12.04.上から、ハナサキガニ(オス)とハナサキガニ(メス)。
図12.05.ズワイガニ。 
図12.06.ベニズワイガニ。
図12.07.向かって左から、ガザミ(オス)、ガザミ(メス)、および、ケガニ。
図12.08.タカアシガニ。
図12.09.時計回りに、アカガイ、マガキ、タイラギ、および、ホタテガイ。
図12.10.向かって左から、チョウセンハマグリ Meretrix lamarckii 二枚貝綱 マルスダレガイ科 実物 所蔵:国立科学博物館、および、シナハマグリ Meretrix petechialis 二枚貝綱 マルスダレガイ科 実物 所蔵:国立科学博物館 中国沿岸に分布し、 輸入されたものが「中国産ハマグリ」として店頭にならぶ。
図12.11.向かって左から、アサリとミルクイ。
図12.12.向かって左から、ウバガイとサザエ。
図12.13.クロアワビ。
図12.14.エッチュウバイ。
図12.15.エゾボラ。
図12.16.マダコ。 
図12.17.ミズダコ。
図12.18.コウイカ。
図12.19.向かって左から、スルメイカとケンサキイカ。
図12.20.向かって左から、キタムラサキウニとエゾバフンウニ。
図12.21.マナマコとマボヤ。


食用となる介類の中には、淡水域、汽水域、河口域、および/または、沿岸域に生息するものもいる(図12.22,3,[4])。

図12.22.時計回りに、モクズガニ、ヤマトシジミ、および、テナガエビ。


魚類の保護に関しては以下で言及済みだが、当然介類にも当てはまる。




参考文献

[1] 株式会社 朝日新聞社.“特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」 ホームページ”.https://washoku2023.exhibit.jp/,(参照2025年01月17日).

[2] 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」ガイドブック,168 p.

[3] ぼうずコンニャク株式会社.“ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 ホームページ”.https://www.zukan-bouz.com/,(参照2025年01月17日).

[4] 山口市役所.“椹野川の生き物たち”.山口市 トップページ.組織でさがす.環境部.環境政策課.2018年02月21日.https://www.city.yamaguchi.lg.jp/site/fushino/39086.html,(参照2025年01月17日).

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