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円谷特撮感想

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本マガジンは、私が視聴・閲覧した円谷プロダクション製作特撮作品の感想集である。
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2024年8月の記事一覧

ウルトラマンアーク 第08話「インターネット・カネゴン」

本話はAI(インターネット・カネゴン)の暴走を取り扱う古典的SF回であるが、地域通貨(ホシペイ)ならびに動画配信やそれに対する投げ銭などの時事ネタを含む。
銅金カナオCEOが人の欲望を学ぶAIとして、インターネット・カネゴンを開発したものだから…。その結果、インターネット・カネゴンがホシペイを食べることで、星元市の地域経済は破綻寸前に陥った。
金を使うよう促すための学習データを、インターネット・カ

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ウルトラマンアーク 第07話「満月の応え」

ホムガー(名前の由来は「焔」+「tiger」)は地底に生息するが、メスは地上で出産し、その時に生じる爆破エネルギー(星元市全域を消滅させることができる)を栄養として子供に与える。その意味では、バードン(『ウルトラマンタロウ』など)に似ている。ということは、ホムガーとバードンの関係は、ネコとカラスのそれ?
ホムガーの存在がホムガー伝説を生み出したわけである。なお、ホムガーには使いとなる妖精が付随する

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ウルトラマンアーク 特別総集編「SKIPフジヤマ市分所にて」

人員削減により、フジヤマ市分所の人員は中村イチロウとチャッピー(突っ込み)だけである。しかも、イチロウは北にある分所に転属することになる。ということは、フジヤマ市分所は廃所か。チャッピーはどうなるのだろうか。
フジヤマ市一帯では、過去10年間 で、グビラ(またはオカグビラ)が一時出没し、バレバドンが通過しただけだった。
イチロウはピーターという名の深海怪獣アリゲトータスを飼育している。
チャッピー

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ウルトラマンアーク 第06話「あけぼの荘へようこそ」

クロコ星の文明は、典型的なキノコ文明である。
クロコ星人のハンドサインの主な意味は、「ありがとう」である。まさに、典型的な非言語コミュニケーションである。
本話の主人公はクロコ星人ヌマタである。彼を含むクロコ星人キノコ採取隊は地球のキノコを採取するために、地球を訪れた。しかし、彼等はモノゲロスのせいで、即座に地球から去ることになった。結果的に、ヌマタだけが地球に取り残されることになった。彼もまた、

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ウルトラマンアーク 第05話「峠の海」

リヴィジラ(元ネタはリヴィアタン・メルビレイ?)の化石が大光峠の工事現場で発掘されたが、その別個体(当然現生個体、以下リヴィジラ現生)は大光峠の奥深くに生息していた。そして、リヴィジラ現生は一夜で大光峠一帯を海水湖に変えた(当然生息地として)。
本話の主役は、ヒロシとその先生である牧野信也博士である。大学生時代の前者はリヴィジラの化石を後者に見せたが、後者は怪獣の存在を信じられなかった。その後、後

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