[note32]Padletを効果的に使うには?
夏期講習が始まりました。地歴公民は例年、お盆明け。ここから夏休み終了までノンストップでいきます。今年の講習ではPadletを活用しようと思って今日からスタートしました。beginnerですが、どうなるか…
授業の流れ
①授業テキストをチャプターごとに読み、疑問に感じたこと、質問をPadletに入力。この時のボードはシェルフを使います。疑問点は生徒の理解度や事前知識によって違うために、こうした形をとってみました。
②疑問に対して、教師若しくは生徒が返信をします(まだ、生徒が質問に返信するという状況には至っていませんが、本来はこれが理想です)
③これらを踏まえて、授業内容を取捨選択していきます。
今回はボードのQRコードをiPadで読み込み、同じ画面を黒板にプロジェクターで投影しています。
内容の整理
国際政治史は内容が多岐に渡り、生徒にとっては取り組みにくい分野です。そこでPadletのマップを使って、どの国で何が起きたのかを簡単にまとめるようにしました。今回は試験的な利用なので教師側で作りましたが、これも分担して生徒に作成させると良いのかなと思っています。マップはGoogleマップのような目印にコメントと画像、その他のリンクも添付できるのでオリジナルの資料集を作るのにも良いかもしれません。
とりあえず、今回はシェルフとマップを使ってみました。
課題点
生徒が質問を作ることに慣れていない。それでも次第に質問は増えてきていて、なかなか核心を突いたものもあります。もちろん、質問をすることが全てではなく、友達の質問を見て理解を深めたり、じっくり読んでいる時間も重要。必ずしも質問が多ければ良いというものではありません。本来は質問を拡散させて、特に重要な質問に収束させる流れを作る必要がありますが、少し時間が必要です。
「問う力」を合わせて身に付けたい。以前のnoteでも扱った通り、改めて『たった一つを変えるだけ(新評論)』を読み返したり、産能大のセミナーに参加して、問うことについて考えていますが、まだ落とし込めていません。ここは両輪の部分だから、何とかしたいなあ…。
Padletに併せて、Microsoft Onenote、パワーポイントと利用しているため何となく、ごちゃごちゃしていて生徒からすると快適ではない感じがします。プリントの必要事項にはOnenoteで書き込みはマーカーを引いたりしていますが、アプリケーションが混乱しているのが気掛かり…。
今後も新たな取り組みとして、効果的な[手段]としてのICT活用を模索していきたいと考えています。ICTや「問い」について色々な取り組みをされている方、情報交換やアドバイスをいただけると幸いです。Facebookなども更新していますので、有意義なつながりが生まれると嬉しいです。
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