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Snack最高!そこは人生劇場

毎日危険な暑さですね。35度を超えるとセミですら、寿命前に暑さにやられ死んでしまうそうです。熱帯夜にはクーラーの効いた部屋でビールに枝豆、Netflixの「ITそれが見えたら終わり」を見て絶叫と共に冷や汗をかいて涼んでいます。でもその分恐怖で寿命も縮んでます。
今日はフィリピンでよく飲まれているお酒の話をしながらお酒の役割についての話をしていきたいです。

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フィリピン人はこんなんでご機嫌さーん

フィリピンは物価も安いのでアルコールも手頃な値段で手に入れる事が出来ます。どんなお酒が人気かと言えば

ローカルビール
サンミゲルはフィリピンのビール。テーストは南の島らしく軽い口当たりでぐいぐい行けます。値段は350mlでも60円ぐらいなので財布に優しく肝臓に厳しい
味は「ピルセン」「ライト」が主流だけど最近は地ビールみたいにコクがある「プレミア」、女性がソフトドリンク感覚で飲める「アップル」等バラエティ豊かになりました。
そして意外に多いのが缶ではなく瓶で飲む。でもリユースだし保存管理もざっくりなので瓶の特に飲み口が汚れている(冠が錆びていたりする)ので、飲み口を吹けるようにティッシュが巻かれて出てきます。

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ラム酒
フィリピンはサトウキビも取れるのでラム酒も沢山あって人気もあります。一番人気なのが「タンデュアイ」で700mlボトルで約240円、安い!度数は40度、強い!
カオハガン島でもよく島民が集まって飲んでいました。
飲み方ですがカオハガンでは1mlのラム大瓶に1mlのコーラをピッチャーに入れた「ラムコーク」が多かったです。飲みに集まった人数よりもグラスの方が少ない事も多くて、結局いつもグラスの回し飲み。チビチビ飲んでいると飲めない人が「早く飲めー、俺の番回ってこないぞー」オーラが凄いのでいつもほぼ一気飲みでした。

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ココナッツワイン トゥバ、ランバノグ
南国らしくココナッツを使ったお酒も田舎では人気があります。(都会はココナッツの木が生えていない)
トゥバは酔う為と言うより「養命酒」的な飲み方で健康の為に飲む人が多いみたい。ヤシの木を傷つけて出てくる樹液を発酵させるもので、朝採れたてだと甘いけど発酵が進むのが早く夕方には酸味がきつくなって、1週間もすればすっかりお酢になります
ココナッツの花蜜を蒸留させて作るのがランバノグです。この前これをモヒートにして飲んだんだけど本当に美味しかったです。
ココウェル ランバノグ

余談ですが、ココナッツは本当に神様が貧しい国の人へ送った最高の贈り物で、実(み)は若いと飲料に、熟すと食料や調味料に、殻は燃料や食器に、葉っぱの芯はホウキに、と捨てるとこあありません。

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うーんその基準で選ぶのか!

その美味しい酒ですが、フィリピン人の残念なチョイスについてお話をします。
まず、フィリピンはインフラが弱く停電も多いし外気温も高いのでビールが全然冷えてないって結構あるあるなんです。でも、暑い時に飲む「ぬるいビール」って一番残念ですよね。フィリピン人もさすがにこれは嫌がります。そこで彼らが選んだ飲み方が残念なのです。それは「ビールに氷を入れて冷やして飲む」です。そう炭酸も弱くなり味もコクもぼやけてしまいます。冷たいだけ。でもこれは繰り返すと人間の適応能力は凄いもので段々気にならなくなってきます、私は既に平気です(汗)

又、何を飲むかを決める時の基準もちょっと変です。友人のフィリピン人に「今日は何飲む?ビール?ラム?」って聞いたら「ラム酒でしょ!」と答えたので「なんで?」と聞くと「同じ量飲んでも、ラムの方がしっかり酔えるから」と答えました。そのコストパフォーマンスがお気に入りの要因だそうです。味じゃないんだ、、、
だから彼には1000%理解出来ない飲み物があるそうです、それは「ノンアルコールビール」いくら飲んでも酔えない液体は理解できないそうです(笑)

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飲みにケーションは時代遅れから1周回って

上司が部下を引き回しながら「最近の若いもんは!」と説教するのは私の時代から評価を下げる最悪の選択でした。その時上司が自分を正当化する為に「飲みにケーションは大切やぞ!(だから飲み会付き合え!!)これが出来て一人前や」と噛み合わぬ話をさんざんされました。だから年上より同じ年ぐらいの人と飲む方が面白かった。年下でもOK乗りがいい方が盛り上がるしね。

でも、最近は年齢が違う人と色々と話す事がとても楽しくなってきたんです。オンラインでもオフラインでも!同年代は状況も似ている事も多いので共感できる事も多いけど、年が違うと知らない世界を見せてくれるから凄く新鮮です。

コロナ禍になり今は色々気を使わない事が急に増えたので、外出が随分減りました。そして人に会う機会が減ると、反対に話す事の楽しさがクローズアップされます。
これは「飲みにケーション」じゃなくて純粋に「コミュニケーション」を楽しむ状態ですね。
でも、年齢の違う人や初めて会う人とかは楽しい反面、どんな人か分からないので様子見で「心のバリア」を、やっぱりがちがちに固める事多いんです。
だから様子見の間は中々本音も出ないし、そこで話しが滑るとずっと尾を引いてしまうプレッシャーが半端ないですよね。

だから一杯ひっかけるといいなぁと思うんです。自分だけでなく相手もちょっとだけ酔っぱらってご機嫌あたりが一番気楽に参戦できそう。だから飲みって改めて良いかもって思うようになりました。

そして結論は「Snack最高!!」そしてそこは色んな人の人生を垣間見る事が出来る「人生劇場」が毎晩繰り広げられている私達の「ブロードウェイ」に見えてきます。

あと、Snackのママはファシリテーターなんですね。客同士の会話が一番楽しいけど、客自身で毎回盛り上げるのは大変。素人ですしね。ママが要所で口だしたり、彼女の笑い泣きを入れる事でより楽しさが加速すると思います。

こうやって書いてると人ってつくづく「人と本音で語り合う事」が好きで楽しい。そこに本質的なニーズを持っていると感じます。美味しいお酒と美味しいご飯があれば人は最高に幸せになれるのかな?お酒、飲まれない様に楽しみます。

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