真の自己は智不到と言える #禅の言葉
心(しん)とは、全てのものが常に活動・変化し続けていることを表す語であり、真の自己とか本来の面目とか仏心などと言う。「全てのものが常に活動・変化し続けていること」と言葉にしても、すぐ変化してしまうのである。いわば、知恵や知識で到ることができない処(智不到)が「心」ということだ。
智不到の処、切に忌む道著することを 知恵や知識で到ることができない真如を言葉で表現しようとしてはならない。「智不到」は「人間の能力を超えた処」(本常の理ともいう)であるから、素直に頂くしかない。
円珠(えんじゅ)穴あらず。大璞(たいはく)は琢(たく)せず 円珠(本来の面目を比喩)は穴や傷など無い。大璞(掘り出したままの大きな玉)は磨きようがない。
道人の貴とぶ所、稜角(りょうかく)無し 真理を求める人が貴とぶ所(すなわち本来の面目)は、稜角(角張ったところ、すなわち分別)など無い。ああだこうだ(肯定も否定)も無くしていけば、主観・客観を超えた心境一如となる。
脱体無依(だったいむえ)活卓卓(かつたくたく) 脱体無依とは、脱落身心(あらゆる自我意識を捨ててしまう)して何物にも執着しないこと。活卓卓とは、言動が他を抜いて優れており、独立無依となること。したがって、何物にも執着しない独立無依の真の自由人となることを意味する。
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