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師に3回尋ねても分からず #禅の言葉
禅の修行中には、正師に何度尋ねても腑に落ちないことはあるものだ。悩み考えあぐねて、その上でひょっとしたきっかけがない限り腑に落ちない。もともと「天眼龍晴(てんげんりゅうぜい、あきらかな眼を持つ)」の天分をもってしても、また正師が活殺自在の指導をしても分からないことはあるのだ。
仏法的的の大意 仏法の明らかなさまを示す根本義。ここのところを修行者は知りたいのだが、根本義というものは、言葉では説明できない。だから師は、喝したり棒で打ったりする。それでも修行者の気が熟していない限り、悟ることは難しい。
ただし、悟ってしまうとその霊妙なる機(はたらき)は、枢軸(すうじく、根本となる軸)を中心として自由自在に発揮される。これを、「霊機枢を発す」と言う。それは、突然に出し抜けに出てくるはたらきなのだ。これを、「劈面(へきめん)に来たる時飛電急なり」と言う。
なぜならば、悟り切るということは「迷雲破るる処、太陽孤(こ)なり」(迷いの雲が破れ去ってみれば、すなわち悟ってみれば迷雲など元来なかった。太陽だけが明々と輝いていた)の境地なのである。
有名な話がある。黄檗に三度打たれても悟れなかった臨済が大愚和尚のもとで悟って、再び黄檗のもとに戻ったとき、「虎鬚(こしゅ)を埒(な)ず」(虎の鬚は黄檗の髭を意味し、臨済がその髭を撫でた)という。悟り切ってしまうと、臨済は師の黄檗と対等以上の接し方をしている。
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