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正しい心を維持するために-その2 (886)

7回シリーズの2回目です。

謙譲の精神は、日本人の特徴の一つとされています。謙譲は謙遜とも言い、「へりくだる(他を高く、自分を低く見る)こと、控え目な(自慢をしない)態度をとること」を意味しています。すぐわかるように、謙譲の前提には、相手の立場に立って読み解いて理解する努力があります。何も考えずに、ただただへりくだるのは卑屈と言い、謙譲とは別物です。

もう一つ似た言葉に謙虚があります。謙虚は、相手に媚びたり低く見せたりはしないのですが、控えめで素直に他に学ぶ(他の言うことを受け入れる)気持があることを意味します。

まとめると、「高慢・自慢 > 謙虚 > 謙譲・謙遜 > 卑下」となります。

私たちは、自慢や卑下のような極端な態度は鼻につくように感じます。だから、その中間である謙虚や謙譲などが好まれるのです。

私たちは、高慢・自慢は馬鹿の内なのだと思い、もしかしたら他者は自分よりも優れていると思って接するのが無難だと知るべきです。話をしていれば、次第に自分と他者の立ち位置はいずれ分かってくるのです。

このような考え方には、「他者を大切にし、慈しむ」という思いが流れているのです。自分よりも優れている、あるいは重要な存在がたくさんあるのだと信じて、そのような他者を心の底から大切に慈しむということからスタートすることによって、より良い生活ができるようになるのです。

ポイント:
 ・他者を大切にする。

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