見出し画像

朝起きたら首が痛い…寒さで増える寝違えの原因と対策法

寒い季節になると「朝起きたら急に首が痛くて動かせない!」という「寝違え」に悩む方が増えます。

寝違えの医学的な名称は「急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)」です。

この記事では、寒い時期に寝違えが起こりやすい理由や日頃の予防法について詳しくお話しします。
また、鍼灸やマッサージでできるケアについてもご紹介します。

本題に入る前に、少しだけ自己紹介をさせていただきます。

令和3年から京都市内で癒しマッサージ鍼灸院を運営。

では、本題へ進みましょう。


1. 寝違えの症状と原因、日頃の予防策

寝違えの症状

寝違えは、首や肩がこわばり、痛みで首が動かしにくくなる症状が特徴です。
特に、首を特定の方向に動かすときに強い痛みを感じ、以下の症状を訴える患者さんが多くいらっしゃいます。

  • 首が痛くてうがいができない

  • 寝返りをうつと首に激痛が起こる

  • 左右を振り返ろうとすると肩甲骨に痛みが走る

痛みが3日程度で7割ほど回復する場合もありますが、ひどい場合には1週間ほど痛みが続くこともあります。

寝違えの原因

1.寒い時期に寝違えが多くなる理由:

  • 首や肩周りの筋肉が冷え、固まりやすくなる

  • 筋肉が固くなることで、寝ている間のわずかな動きでも負担がかかり、寝違えが起こりやすくなる

2.腋窩(えきか)神経の圧迫:

  • 腋窩神経(わきの下を通る神経)の圧迫が起こると、肩や腕に痛みやしびれを感じることがある

  • 寝ている間に首や肩を不自然な位置に保つと、腋窩神経が圧迫され、寝違えの痛みが悪化することがある

3.その他の寝違えの原因:

  • 日中のストレス、長時間の同じ姿勢が筋肉を緊張させ、寝違えのリスクを高める

2.寝違えを予防するための日頃の対策

  1. 冷えを防ぐ
    寝る前にお風呂で体を温めたり、寝室の温度を調整したりして、首や肩が冷えないようにしましょう。

冷え性の予防方法についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

2.合った枕を使う
高さが合わない枕は首に負担がかかりやすいため、ご自身の体に合ったものを選ぶことが大切です。

また、「値段が高い枕=自分に合うもの」とは限りません。
年齢を重ねると姿勢が変わり、ストレスの大きさや生活習慣によっても、心地よく感じる枕の高さは変わります
無理をせず、お財布に優しいものを選びましょう。

3.日頃から軽い運動やストレッチをする
首や肩周りをほぐすストレッチや肩回しを行うと、筋肉が柔らかく保たれ、寝違えが起こりにくくなります。

おすすめの体操を、画像でご紹介いたします。


4.ストレスや疲れをためない
ストレスや疲労がたまると筋肉がこわばりやすくなります。
気が休まる時間を設け、十分な休息をとりましょう。

ストレスへの対処法について、詳しくまとめた記事を以下にご用意いたしました。

3. 鍼灸・マッサージ院でできること

  • 首や肩の筋肉をほぐして血流を改善
    こり固まった筋肉を丁寧にほぐし、血流を良くすることで、冷えや緊張を和らげます。
    これにより、痛みの軽減や首の動きがスムーズになる効果が期待できます。

  • ツボを使って筋肉の緊張をやわらげる
    首、肩、背中、腕のツボを刺激することで、筋肉の硬さが取れ、首が動かしやすくなります。

  • セルフケアのアドバイス
    自宅でできる簡単なセルフケア方法もお伝えし、日常生活での予防をサポートします。
    これにより、寝違えが再発しにくくなります。

  • 姿勢や動きの改善サポート
    日常の姿勢や体の使い方にアドバイスを加え、首や肩に負担がかからないようサポートします。

もちろん、当院でも寝違えの施術を行っております。

まとめ

寒い季節は筋肉が固まりやすく、寝違えが起こりやすくなります。
冷え対策や軽いストレッチ、合った枕の使用などで予防することが大切ですが、寝違えが起こった際は無理をせず、早めに施術を受けると回復が早まります。
鍼灸・マッサージ院では、冷えや筋肉のこわばりを緩和し、再発を防ぐためのサポートが可能です。

健康に関する情報や鍼灸・マッサージについても発信しているので、参考にしていただければ幸いです。





いいなと思ったら応援しよう!