字をきれいに書くことは心を整えること
電子化が進んできているこの時代に手書きをする機会はかなり減ってきました。
それでも手書きの方が記憶に残りやすいことが報告されていたり、
感情のコントロールにおいても手書きで自分の感情を書きだすことの効果は認められています。
私は学生の頃からノートを取るのが好きではなく、よくテスト前は友達にノートを見せてもらっていました。
そんな私もここ数年で手書きのメリットをたくさん知り、手帳をいつも持ち歩くようになりました。そうして、できるだけ思いついたことや言われたことを手書きでメモしています。
また現在多くのオンラインセミナーがありますが、それらを受講するときもノートを準備してメモを取りながら聞くようにしています。
しかし私の場合はできるだけ素早くメモを取ろうとするあまり、とてもきれいとは言えない字で書いてしまいます。
最近、ふとしたことから意識して字を丁寧に書いてみました。
そこから気付いたことを今回は書いてみます。
丁寧に字を書いていますか?
私のようにせっかちな性格の方は、字を丁寧に書こうという意識が少ないのではないでしょうか。
医療職の方でまだ全てが電子カルテ化していなければ、手書きでカルテを書くこともあるかもしれません。
日記をつけている方は毎日字を書いています。
勉強をするときにノートに手書きで文字を書いている人もいるでしょう。
そのようなとき、字を丁寧に書くことに意識を向けられていますか?
1つ注意点としては、丁寧に字を書くことと字の上手さは関係ありません。
自分は字が汚いからきれいに書く意味がない、ということはないということです。
丁寧に字を書こうとしているのか、雑に書いているのかの違いです。
それでは、なぜ丁寧に字を書く意味があるのかについて考えてみましょう。
字を丁寧に書くことで得られるメリット
・人に読んでもらうときに丁寧な人だと思ってもらえる
・上手く書けると嬉しい気持ちになる
・書き間違いや誤字が減る
・読み直したときに見やすい(読み直したくなる)
・丁寧に書こうとするほど文字を書くことに集中するので、雑念や余計な考えから離れられる
・イライラや不安などの気持ちを落ち着かせることができる
・焦っているときほど気持ちを落ち着かせることができる
字を丁寧に書くことをめんどくさがる気持ちは痛いほどわかりますが、これだけのメリットがあるなら少し時間がかかっても丁寧に書いた方が良い気がしてきませんか?
せっかちな人こそ
ここまでメリットがあっても、「時間がないからどうしても適当に書いてしまう」という人もいるかと思います。
私もその1人でしたし、いまだに気を抜くと雑に書いてしまいます。
それこそ伸びしろであり、成長のヒントがあると感じています。
実際私もなるべく丁寧に字を書こうと意識し始めてから気付いたことがあります。それは、雑に速く字を書いても、丁寧に字を書いてもその所要時間に大きな差はない、ということです。
それどころか誤字や書き間違いでノートが汚くなったり、読み返したときに字が読めないことが減ります。それを考えると全体としては時間を節約できているとさえ感じます。
自分はせっかちだな、字を丁寧に書こうなんて思ったことなかったな。
そんなあなたこそ、「丁寧に字を書く」習慣を作ってみてください。
きっと落ち着いた心で日々を過ごせるようになりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー/NLPプラクティショナー
平山鷹也
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