教えるということ
おはようございます!
恩師の言葉は、数十年を経ても
ふと蘇ってくるものです。
T教授はフランス語の先生でした。
試験は赤点でも、授業は欠席ばかりでも、
頭を下げに行けば単位をくれるという
ありがたさのみでお世話になりました。
T教授はフランス語の先生
であるにもかかわらず、
日本語を大切にするようにと
日本語の朗読会もされていました。
不思議な方でした。
題材は、
丸山眞男の「現代政治の思想と行動」や
三木清の「人生論ノート」などです。
「三木清は糞便にまみれて獄死した」
というT教授の厳しい言葉と
「人生論ノート」の幸福についてという
清々しい文章との
コントラストが、ふと蘇ることがあります。
T教授は他界されてだいぶたちますが、
教師という仕事は、
数十年先にも何かを残す仕事ですね。
今日もよろしくお願いします。
安島