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分業制を超える

おはようございます。

分業といえばフォードシステムです。

20世紀の初めに自動車生産に
ベルトコンベヤーを使用し、
大量生産を開始しました。

時代は半世紀が過ぎ、
アイヒマンのホロコースト裁判が行われました。

関係のない二つの出来事ですが、
アイヒマンの裁判は
分業の陰の部分をあぶりだしたと
私は考えています。

次々と送られてくるユダヤ人を
いかに効率よく列車で移動させるか
のみに意識を集中させ、
それが何を意味しているかに
考えを至らせなかった。

その無思想性が、
残虐なホロコーストを生み出したわけです。
それをアーレント女史は凡庸な悪と称しました。

そして50年以上たった今、
私たちは分業制をうまく使いこなせているのか
と振り返ってもよいのではないでしょうか?

企業や病院で
分業制をうまく使いこなしているか?
部分にのみ意識を集中させて
最終的に何が起こっているのかに
思いをはせているか?

足元を点検してみたい。

今日もよろしくお願いします。

安島

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