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ミッキーマウスと幸せを呼ぶ言葉

ブックオフで面白い古本無いかな〜と思いながら探していたら、ちょっと目を引く本があった。

HAPPINESS ミッキーマウス 幸せを呼ぶ言葉★アラン「幸福論」笑顔の方法★

ムーミン谷のスナフキンとか良い言葉沢山言ってたし、知らないだけでミッキーマウスもなのかなと思い、面白そうだから買ってみた。

帰って早速見てみると。 

ミッキーマウスマジで関係ない。。

なんとこの本は、アラン「幸福論」をミッキーマウスの挿絵と一緒に見ていく本だった。。。

なんでミッキーマウスなんだよ、、、って思ったけどそれはさておき。

アラン「幸福論」

読んで見るととってもシンプルで、人生を豊かにしてくれる言葉が沢山。

せっかくなのでいくつか書いていこうと思う。

そもそもアランとは誰なのか

アラン 1868-1951

アランという名前はペンネームで、本名はエミール:オーギュスト- シャルティエ。

フランス、ノルマンディー地方の生まれで、名門のリセの哲学の教授。

学校で教鞭をとる傍ら、プロポと呼ばれる短い断章から織りなされる文章を書いた。

デカルト、スピノザをはじめ過去の偉大な哲学者たちの思想と彼独自の思想を織り合わせたアランの哲学は人々に絶大な支持を受けたそうだ。

アラン「幸福論」とは何なのか

調べて見ると、3大幸福論と呼ばれる本があるそうで、

ヒルティの「幸福論」、ラッセルの「幸福論」そして、アランの「幸福論」

幸福論と言うのは幸福ひいては人生そのものについての考察、論究の事だそうだ。

その中でもアラン「幸福論」は

自分で幸福を作るにはどうしたら良いか

と言うコンセプトの元、その方法が具体的に書かれている。

その中から、良いなと思った言葉をいくつか紹介したいと思う。

幸せになるためには幸せそうな言動をまねてみること



礼儀を大切にすることは、私たちの考え方に大きな影響を与えている。 

喜び、優しさ、楽しさをまねれば、気分がよくなるだけではなく、胃の痛みにすら効果があるだろう。

お辞儀をしたり笑顔を向けたりすることと、怒りや疑いを表現する動作は同時にはできない。

それも素晴らしい点である。

礼儀や笑顔が必要な、人との交流、儀式、祭事などが求められるのはこのためである。

幸せのしぐさをまねて、 悲しみから解放される。

これは大事なことである。

考え方を変えれば楽しく生きられる


経験には二つの種類がある。

ひとつは気を重くするもので、もうひとつは気を軽くするものだ。

楽しげな狩人と悲しげな狩人がいるのと同じことだ。

悲しげな狩人は兎をとらえそこねると

「俺はいつもこんな調子だ、こんなについてないのは俺だけだ」と嘆き、


楽しげな狩人は「なんて賢い兎なんだ」と感心する。

兎の仕事は鍋の中に飛び込むことではないと、よく分かっているのである。

不機嫌な顔を見せられる相手こそが本当に大事な人


人と親しくなればなるほど、情念ばかりが目につき愛情は見えにくくなるものである。

このことを理解しないと不幸になってしまう。

お互いが愛し合っている家庭においては、束縛するものもなく、仮面をかぶる必要がない。

興味のない相手の前では礼儀正しくなるが、愛する人の前では良い時も悪い時も本当の心の内を見せてしまう。

素直に不機嫌な顔をお互いに向けられるというのは、愛情と信頼があってこそなのである。

3つほど紹介したが、これはアラン「幸福論」の中のほんの一部。

対人関係から生き方まで様々な角度からの幸福論が、シンプルで分かりやすく書かれていた。

幸せに生きるには難しい言葉なんていらないのかも知れない。

この考えを少しでも自分の人生に取り入れたいものだ。

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