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カメコ総論

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ライブ撮影以外の他ジャンルでの撮影経験も踏まえて、ライブ撮影に役立つ知識を共有できたら幸いです。
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#カメラ

カメコの広角レンズ選び(Canon)

カメコの広角レンズ選び(Canon)

今回はちょっと気合の入った長文な記事です!

現行ラインナップから考える広角レンズ選び(Canon)Lレンズ

最新のデジタル設計のレンズではLレンズで以下の選択肢があります
◯手ぶれ補正なし
EF 16-35 F2.8
◯手ぶれ補正あり
EF 16-35 F4
RF 15-35 F2.8
RF 14-35 F4
RF 10-20 F4

Lレンズの広角レンズ系のレンズは現行ラインナップはどれも非

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梅雨の機材管理【防湿庫/ドライボックス】

梅雨の機材管理【防湿庫/ドライボックス】

関東地方も間もなく(?)梅雨入りするみたいなので、タイムリーな話題でなおかつカメラの防湿管理をしていない人はすぐに対応するべき問題なのでnoteで書きたいと思う。

追記:関東も梅雨入りしたいみたいだし、Amazonやヨドバシとかで注文すれば2,3日あれば揃う程度のアイテムなのでレンズの劣化を考えたら揃えるべきアイテムだと思います

なぜ防湿庫/ドライボックスが必要?日本は年間を通して平均的に湿度

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シャッター寿命を把握する

シャッター寿命を把握する

自分の周りでも、稀に撮影中にシャッターが切れなくなって撮影を継続できなくなってしまうカメコがときどき発生するので今回はシャッター寿命の話について書こうと思う。

なぜシャッター寿命を把握する必要があるのか答え:重要な撮影中にシャッターユニットが破損して撮影を継続できなくなると困るから
自分の体感ではシャッターユニットの寿命や自分のショット数を把握しないでカメラを使っているカメコは結構多い。我々カメ

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流し撮りのすゝめ

流し撮りのすゝめ

先日、久しぶりに流し撮りをしに羽田空港に行ってきた。

飛行機撮影を通して培った望遠での撮影の技術は現在でも役に立っていると思うし、グループによっては撮影可能のライブが少ないグループもあり、そのようなグループだけを撮っているとなかなか撮影技術が上達しない悩みもあると思うので、そのような悩みを抱えているカメコの皆さんは望遠の技術を磨くために空港に飛行機を撮りに行ってみるのはいかがだろうか?ライブと違

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ブロワー選び

ブロワー選び

撮影現場でレンズの着脱時にマウント周りのホコリを吹き飛ばしてミラーボックス内にホコリが入るのを防いだり、自宅でのメンテナンスで使ったりと色々と使うブロワーだが、結構製品によって良いもの悪いものがあるのでその話をしようと思う。

ブロワーシリコンブロワーと言っても色んなメーカーから出ていて、大小さまざまなものがあり、ブロワー本体のゴムの硬さなども異なり実際に手に取ってみると製品ごとに結構特色がある。

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カメラの消耗品(?)

カメラの消耗品(?)

今回はカメラの消耗品(?)についてのお話をしたいと思う。
消耗品といっても摩耗するからというよりは、どちらかというと紛失して失くすという意味での消耗品だ。

特にキャップ類は紛失するとカメラを収納するときにレンズを外せなくなってしまったりするので失くさないように(万が一失くしても大丈夫なように)

Q:なぜストックしておくべきなのか?A:在庫状況が不安定だから。

一定頻度で定期的に紛失したりして

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野外の撮影の雨対策

野外の撮影の雨対策

自分の直近の予定だと、白キャンの日比谷野音、その他クマリデパートでも時々野外での撮可現場があるので、雨対策の内容をまとめてみました。

雨が降っても基本的に撮影継続するしかないライブ撮影の現場では確実に撮影を継続するためにもレインカバーなど機材を水から保護する装備を準備しておく必要があると思う。

レンズフィルター個人的には晴天のときに望遠レンズにレンズフードをつけていれば前玉を汚すことはないので

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画像選別のワークフロー(一例)

画像選別のワークフロー(一例)

近年は撮影機材の進歩やフラッシュストレージの進化などで、ライブ撮影で1時間で1万ショット普通に撮影できてしまう時代になってきたので、撮影枚数が増えてとりあえず撮っておく写真というのも増えてしまうのはある程度仕方ないところもある。機材的により多くの撮影枚数を撮ることができるようになりいいシーンを撮ることができる可能性が上がった反面でより多くの写真から撮った後に選別すると撮れていても見落とすカットが増

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Canon EOS R3

Canon EOS R3

カメラを新調したので、まだ全然使い込めていないがファーストインプレッションとして書きたいと思う。

SONYからグローバルシャッター搭載のα9iiiが登場したり、高画素なのに連写も速いSONY α1やNikonZ9などの優れたカメラが他社から出ていてそれらに比べると地味なスペックな感じは否めないが、実使用の快適性やカメコ現場で必要な感度帯での現実的な高画質という観点で考えたときに画素数に無理がない

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EOS R3のバッテリーもちの実態

EOS R3のバッテリーもちの実態

今後EOS R1が登場してR3が旧モデルになる可能性もあると思うし、R3からR1への乗り換え勢も一定数いてR3の中古商品は今後増えて、中古でR3を買うカメコも増えていくと思うのでライブ撮影のでのR3のバッテリーもちについてご紹介したいと思う。

ちなみに、今回は検証とデータ集めに時間がかかったので書こうって決めてから結構時間がかかりました。

使用例テスト条件

筆者はLP-E19を合計4本所有し

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Canon EOS R3実使用レビュー

Canon EOS R3実使用レビュー


前回までのあらすじ:EOS R3を導入し、そのファーストインプレッションや地味なカタログ値だが実際に使ってみると安定していていい機種だなという評価を下した。
実使用を通してわかってきた感想をまとめてみることにした。

良かったところ良かったところに関しては事前に購入時に分かっていて、購入の決め手になったポイントでもあるのでそこまで購入前と購入後の評価での乖離はない。

高感度画質

色々と撮って

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EF85mm F1.4L IS USM・ライブ撮影,ポートレート編

EF85mm F1.4L IS USM・ライブ撮影,ポートレート編

前回の購入レビューの続編

前回は一般的な用途とかレンズの基本的な性格を見たが、今回は実際にポートレートなどの撮影でどう出るかを中心に試した。

動いている被写体を撮るライブ撮影と、止まっている被写体を撮るポートレート用途ではレンズに要求する能力も変わってくるのでライブとポートレートで話しを分けて書こうと思う。

ポートレート作例例1

ISO 200,F1.4,1/320

例2

ISO 32

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EF50mm F1.2L USM

EF50mm F1.2L USM

レンズレビューシリーズ第?弾
今回も自分が所有しているレンズの中からの紹介です。

これまでの自分の経験的には、主にタワレコ渋谷B1や、ラフォーレ原宿のポップアップストアなどのライブではないイベント、あとはカメコとしての活動に関係なく旅行やスナップなどで使ったことがあるが、使用頻度が高いレンズではないので、このレンズに関しては積極的にいろんなカメコにオススメできるレンズではないかもしれない。

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SDカードの転送速度と連写可能時間

SDカードの転送速度と連写可能時間

注意:メーカーごとに直販の販売元などがあり、購入元によってメーカー保守の有無が変わりますのでその辺十分に注意して購入してください。

今回はサムネにもしているが、所有している上の3枚のSDカードで速度テストをした。

テスト条件EOS R3、レンズなし、EFマウントアダプター+ボディキャップ装着状態
1/1000、F5.6、ISO 3200
連写モード;電子シャツター(H;15fps)

CFex

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