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EOS R3のバッテリーもちの実態

今後EOS R1が登場してR3が旧モデルになる可能性もあると思うし、R3からR1への乗り換え勢も一定数いてR3の中古商品は今後増えて、中古でR3を買うカメコも増えていくと思うのでライブ撮影のでのR3のバッテリーもちについてご紹介したいと思う。

ちなみに、今回は検証とデータ集めに時間がかかったので書こうって決めてから結構時間がかかりました。


使用例

テスト条件

筆者はLP-E19を合計4本所有していて古い個体は7年モノくらいだが、今回の検証では購入半年以内のフレッシュな個体で、満充電の状態から使用してバッテリーの減りを試してみた。(7年モノのLP-E19も定期的にキャリブレーションして管理しているとなぜか未だに劣化度がついてないので状態は良いようだが、劣化判定がついてなくても7年もののバッテリーは検証には不適切だと思い除外した)

例1 リリイベx2

リリイベ2部
1日でリリイベを2部(約25分×2)撮影し、12000枚程度撮影した(合計撮影時間50-60分程度)。
Wi-Fiでの転送などの使用はなく、単純にカメラでは撮影してデータ転送はカードリーダーを使用した。

例2 リリイベ2日連続

リリイベで2日連続で使用(バッテリー充電せず2日連続で使用)

1日目 2曲+MC中撮影可能、Wi-Fiで3,4枚RAW画像を転送、2000枚程度撮影し、特典会を並んでいる間にレーティング作業をした。

2日目 4曲+MC中撮影可能。Wi-Fiで3,4枚RAW画像を転送したが、セレクト作業は行わなかった。

2日連続で充電無しで使用したとしてもリリイベくらいの撮影時間なら3,4日くらいは充電無しでも連戦できるので、バッテリーの持ちに関してはリリイベで1日撮る分にはバッテリー1本で全く心配はない。

例3 ワンマンライブ

2時間くらい連続で撮影。
体感で7割くらいは1.6倍クロップ(9MPくらい)で撮影したので枚数の割にはデータ容量はそうでもない。(とはいえ総データ量は560GBくらいあったが)

いつもは長いワンマンのときは電圧低下を防ぐためにアンコールのときにカードとバッテリーを交換するが、アンコールのときに残量50%くらいだったので1本で完走できるのは確定してたのでテストも兼ねてそのまま無交換で撮り続けてみた。

まとめ

大容量のLP-E19を使用しているEOS R3に関してはバッテリー1本でも基本的にそこまで容量的な心配はない。

重要な撮影のときは、予備のバッテリーを持っていくこともあるが、予備のバッテリーを持っていく理由はどちらかというと容量切れよりも万が一の接触不良とかほとんど起きることのないマイナーな機材トラブルが起きたときに対する予防の意味が大きいので、全曲ライブで5時間とか撮影したりしなければ基本的にバッテリー1本で運用することは可能だ。

とはいえ、バッテリー1本では万が一の機材トラブルや、出発直前に充電し忘れが発覚したり、かなり長時間の撮影のときなどに困るので、いくらバッテリー持ちが良いと言ってもやはりバッテリーは1本予備を購入しておくことをおすすめしたい

バッテリーのキャリブレーションは最大で約14時間くらいかかるのでリリイベ期間で連日使ってるときにキャリブレーションのおすすめが出ると忙しい期間中にキャリブレーションできないので交代要員として予備が1本あるほうがいい。(キャリブレーションはおすすめされるだけで、おすすめが出てきてもキャリブレーションせずに充電だけすることもできるので、キャリブレーションの警告が出ても必ずしもすぐにキャリブレーションしなくてもよい)

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