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流し撮りのすゝめ

先日、久しぶりに流し撮りをしに羽田空港に行ってきた。

飛行機撮影を通して培った望遠での撮影の技術は現在でも役に立っていると思うし、グループによっては撮影可能のライブが少ないグループもあり、そのようなグループだけを撮っているとなかなか撮影技術が上達しない悩みもあると思うので、そのような悩みを抱えているカメコの皆さんは望遠の技術を磨くために空港に飛行機を撮りに行ってみるのはいかがだろうか?ライブと違って、チケット代もかからないし、自分の都合のいい日に行っていつでも撮れるので是非。


1,手ブレを減らす

高速シャッターを使用するライブ撮影では手ブレの影響を受けることは少ないが、流し撮りの被写体を丁寧に追う技術はライブ撮影でも役に立つと思う。(ちゃんとカメラを構えられていれば、ライブ撮影のシャッター速度なら70-200mm程度なら手ブレ補正はなくてもいいと思うし、丁寧な入力を心がけて手ぶれ補正ユニットの稼働量を減らしたほうが解像度が高まるのは間違いない。)

○いい例

1枚目はだいぶ前に撮った写真だが、約300mmで1/13という今思うとだいぶ狂ったシャッター速度でも普通に撮ってたようだw
70-200mmを導入して以降は夜の流し撮りは70-200mmを使用しているが、100-400mmでも十分に流し撮りをすることが可能なので、100-400などしか持っていなくても問題なく流し撮りの練習をすることは出来る。

ISO 6400,F5.6,1/13
ISO 10000,F2.8,1/25
ISO 10000,F2.8,1/25

機首の部分を拡大。
良好な解像度。

○悪い例

悪い例はもっと悪い写真を上げたかったが、セレクト作業をしてハズレカットを消去した後で「まともなハズレカット」が残っていなかったので、レアな機種ならこれくらいの解像度でも許容のような気もするカットを悪い例として上げることになってしまったが、実際のハズレカットはもっとひどい。

ISO 10000,F2.8,1/25

機首の部分を拡大。
解像度が甘め

ISO 10000,F2.8,1/25

同様に解像度甘め

2,長焦点距離の苦手意識をなくす

遠くの被写体を正確に捉えて、70-200mmや135mmなどの短めの焦点距離の出番が多いライブ撮影では100-400mmなどの長焦点距離を使用する頻度が少ない。
初心者だと、眼で見てここを撮ろうと思ってレンズを向けて探している間に狙ってたシーンを逃してしまうこともあると思うので、望遠レンズで短時間で正確に狙いを定めるスキルはライブ撮影でも大いに役に立つ。長い焦点距離でより迫って撮るスキルを身につけることができれば、より迫力のある写真を撮ることができるようになる。

400mm
400mm
560mm+トリミング
400mm+トリミング

3,羽田で、いつ、どこに行くのがオススメ?

○昼間

昼間はスカイツリーを背景に入れることが出来るので第2ターミナル展望デッキのほうがオススメ。

400mm

○夕方~夜

夕方~夜は第2ターミナル展望デッキからだと背景が海で流し撮りをするにも背景が暗くて映えないので、第1ターミナル展望デッキのほうが背景が明るくて綺麗に映るのでおすすめ。

ISO 10000,F2.8,1/25

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