❨562❩1973.3.16.金.曇/生きる事は、学び、実行し、省みる事にある/カラカス:ベネズエラ(Caracas:Venezuela)
一日、「世に棲む日日」を読み耽る。
大いに感ずるところあり。また、学ぶべき要所も多分にあった。
俺の最も深く考えさせられた所は、吉田松陰、高杉晋作、共に自分の道を(死を)常に考え、そして、志そうとした。
人から 与えられた(勿論、他からの影響というものは大であり、別ではあるが)生き方ではなく、自分自身、自らが得たものによって、又それを信じて、突き進んだ。そこに、一般的な人間にはないものを持っていた。
最も俺が、彼等から学ばなければならない事は、双方とも勉強家であったという事である。
それも、何んでもいいから学ぶというのではなく、その時代、それからの時代に通じ、かつ自分の好みとするものを選んだ事である。
特に二人に共通していえる点は、学び、そしてそれを行動に示したという事である。
行動の伴わない学問など無益であると、松陰はいっている。
俺にとっても同感であり、そのつもりでいる。
生きる事は、学び、実行し、省みる事にある。
呑米
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