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❨614❩1973.5.6.日.曇/映画「カラマー ゾフの兄弟」感想/サント・ドミンゴ:ドミニカ共和国

昨夜、ビール中ビン2本を飲んで寝た。
疲れが胃に来ている様だ。
今朝一度に疲れが出たみたいで、グッタリした感じがする。

昨日、「カラマー ゾフの兄弟」1.50ペソ出して観た。
ロシヤ製の映画だが、内容は本とほぼ同じで、要所要所だけ取り上げて作ってあった。

どの俳優も、俺のイメージとピッタリだった事は面白い。一人一人、独特の味を持っており、登場人物の役を的確に表わしていた。いかにもロシヤ人らしいと思う。
演技派ばかりで、動作、顔の表情など、実に細かく、うまいと思った。

やはり、主格のミーチャとグルーシェンカの演技は、喜怒哀楽を繊細に捉え、芝居として見ていても、不自然さが感じられなかった。
スメルジャコフ役の男は、もう少し暗くやっても良かったと思う。目にもう一つの冴えがなかった様だ(猜疑的な表情が弱い)。

登場人物が少ないだけに、自然とそれぞれの演技に集中の目をもって見たが、ミーチャと父は、体全体で演じていたし、アリョーシカ、イバン、グルーシェンカは、顔の演技が印象的だった。
カチェリーナ・スメルジャコフはその中間、といったふうで、本中の人物とマッチしていた。

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