アクアマリンの輝きが彼女の指を飾る⑫
夕弥は、特別な日に小薪を驚かせるために、「彼女の誕生日に欲しい」言っていたアクアマリンの指輪をプレゼントすることを決意。彼女の笑顔を思い浮かべながら、お金を貯めるためにアルバイトを始めた。
誕生日の朝、小薪を連れてショッピングモールのアクセサリーショップへと導いた。小薪は驚きながらも彼の温かい眼差しに心を許し、指輪を探すことにした。
ショッピングモールに到着すると、夕弥は小薪をアクセサリーショップへと導いた。店内はきらびやかな照明で満たされており、様々なジュエリーが輝いていた。小薪は夕弥が手を引いて連れてきた店に驚いたが、彼の温かい眼差しに心を許し、店内を見渡し始めた。
店員さんが近づき、二人に笑顔で話しかけた。お二人とも、高校生ですか?夕弥は「はい」と答えた。
「素敵なカップルですね。彼女さんに何かプレゼントをお探しですか?」店員さんが続けて尋ねた。
夕弥は「はい、彼女の誕生日で、誕生石のアクアマリンの指輪を探しています」と返すと店員さんは優しく「分かりました、お手頃な価格で心に残るものをお選びしましょう。どんなものがお好みですか?」と聞いて、小薪の好みを確認した。
「予算は大体3万円を考えています」と夕弥が返答すると、店員さんは「了解しました。いくつか素敵なアクアマリンの指輪をお持ちしますね」と言い、選りすぐった指輪を持ってきた。
小薪は店員さんが出してくれた指輪を一つずつ手に取り、試しに指にはめてみた。彼女は鏡に映る自分の手を見ながら、「どうかな夕弥?」と彼の意見を求めた。
夕弥は小薪が試着する指輪の一つ一つに、彼女が見せる嬉しそうな表情に心を打たれながら、最終的に小薪が選んだ指輪を購入した。
小薪は夕弥に「ありがとう、これずっと大切にするね」と言い、彼の目を見つめた。夕弥はただ、彼女の幸せそうな顔を見ているだけで、自分も幸せな気持ちでいっぱいになった。店を出るとき、小薪の手に輝く新しい指輪は、二人の特別な瞬間を象徴するかのようだった。小薪は感謝の気持ちを込めて夕弥を見つめ、「二人の特別な瞬間を象徴する指輪を指にはめた。」
帰り道、夕弥は「小薪が指輪を指にはめたときの笑顔」を思い出すたびに心が温かくなるような、「今日の日のことを写真に収めたいと思い、小薪と一緒に自撮りをした。」夕弥はその写真を見て、「これからも、君のそばにいるよ」と小薪に約束した。
小薪はその言葉を聞いて、夕弥の腕の中で優しく微笑んだ。夕弥が彼女のために用意したプレゼントは、ただの物ではなく、彼の心からの愛情の証だった。二人が歩むこれからの日々が、今日のような幸せでかけがえのない日常で満ちていることを、彼らは心から願った。
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