#講釈の豚③
光速よさこい撮影徒然記
※いつも撮らせて頂く皆様へ感謝を込めて※
3.二次元から疑似三次元
更に四次元へ
二次元は言わずもがな平面であり
写真も絵画もカテゴリーに含まれます
三次元(立体的)と云われるモノは
奥行等の情報が更に含まれる
四次元は更に情報が載るって感じです
自分は所謂、絵画的な描写や構図よりも
平面を超えて被写体の魅力を表現したい
広く場面を入れ込んで場の雰囲気の中に
主被写体が居た記録をする
カメラとレンズという装置を使って
所謂、油絵で云う「盛り」みたいなヤツ
写真を立体的に見せたい場合
ナニをすれば良いのか
実はこのnoteに4枚掲載した画像
REIKA組、おどりんちゅ、NoStyles、嵐舞
共通した点が有ります
答えは、さてナンでしょう?(*゚∀゚)♪
(しかしワシは右下がりの写真好きやなぁ)
正解は
被写体のピント位置とカメラ(レンズ)の間に
被写界深度を外れた(所謂ボケ領域)部分が
有ることです
REIKA組さんは髪飾りと右手からの旗
NoStylesさんは笠のツバ
おどりんちゅさんは右手と旗
嵐舞さんはターンして前に出してる手です
実はボケる明るいレンズ
(70-200とか300)使ってればいい
ボケた写真撮ると
立体的になると思われがちですが
実は違います( ゚ー゚)←大真面目
フラットな光線(曇天や日陰)だと
効果は薄く
光がピント位置からボケ領域までかかって
コントラスト(明暗)を強調されている
単純な順光や逆光ではなく
半逆光や光が反射して
被写体に対して廻る状態
鑑賞者が距離感を測るものが
ピント位置との間に適度に配置されると
更に立体的に見える
単純に被写体と背景の距離があって
背後ボケてるだけだと駄目なんです
しかも画面端だと効果が薄い、何故か?
立体的に見える描写は
レンズの収差(球面が故の歪みや流れ)を
利用して作っているからです
皆様、ミニチュア風エフェクトって
使われた事ありますか?
アレは画面中央のコントラストを上げて
ピントの合焦範囲を前後に伸ばして
(逆に狭めて)錯覚させ
(実際のカメラではシフトレンズを用いる)
上下左右をボカシてより強調すると
鑑賞者が注視した小さいミニチュア状態を
擬似的に再現したモノです
立体感の正体は
上記の要素が複合的に重なってる状況です
奥行方向の情報を視覚的に強調している
なのでそう云う
現場で探して見つける
実際に撮ってみて結果を確かめる
ってのを延々と繰り返すと
写真の撮り方が少し広がっていく
三次元的な、平面ではない写真が
撮れる状況を探す、そう云う楽しみを
自分は現場でアジャストしながら
色々試行錯誤している最中です
そっから先は自分も掴みたい
更に見る人に不思議な感じを載っけて魅せたい
四次元の世界( ゚ー゚)←まだ見つかってない
私のよさこい行脚は終わらない
他の方々の写真
よさこい慣れした人、別のジャンルからの方々
それぞれ新しい次元のヒントをくれます
今、最も四次元(的)に近いのは
周着先輩の地方車アングルかも知れない
見たことないもんという世界が
最も頭の情報追いつかないので
誰にも新鮮なのです(*゚∀゚)♪
まぁ自分は地方車乗ると
下から撮れないので
やらないんですが( ゚ー゚)←
既存の絵画的、描写的
カメラ/レンズの構造的な制約を超えた何か
どっかに有るのか、無いのか
撮り続けてれば偶然見つかるかも
言葉で表せない1枚が撮れたら
ソレが答えかも知れません(*゚∀゚)♪
更にドンドン意味が
分からなくなる
第4章に向かいます(*゚∀゚)♪