😊SMILE子育て[74]😊「やる気」の秘密を脳の仕組みから考える

2021年12月31日 22:14

《お母さんが変われば子供が変わる》
息子2人を東大合格へ導いた たかせみほです。
✨子供との向き合い方を大切にした【やる気を導く子育て術】✨ をお伝えしています。

今日は大晦日です。
1年が経つのは、あっという間ですね。
たくさんの人と出逢えた1年でした。ありがとうございます。

9月15日のnoteで、『受験は長距離走。走り続けるために必要なのは「やる気」ではなく「行動」』というお話をしました。

今回はもう少し踏み込んで、脳の仕組みから「やる気」を考えてみたいと思います。
参考にしたのはこちらの書籍です。
脳研究者の池谷裕二さんのお話をイラストレーターの上大岡トメさんがわかりやすく漫画にしたものです。難しい脳の話や「やる気が続かず三日坊主になってしまう」といった、あるあるをストーリー仕立てで解説してくれます。

「のうだま」というタイトルには2つの意味が込められています。

■1つは、脳には「淡蒼球（たんそうきゅう）」という球（たま）があって、これを動かすことでいわゆる「やる気」を起こさせます。

■もう1つは、「脳をだます」という意味です。淡蒼球は脳の中でも自分の意思では動かせない場所にあり、これを動かすために「脳をだます」のです。

🔸脳をだます4つのスイッチ

こちらの本の冒頭にも書かれていますが、やる気は出そうとして出せるものではありません。
内臓を意識的に動かしたり止めたりできないのと同じように、脳が無意識にコントロールしているのです。

「やるぞ！」と意気込んでも、なんとなくやるのが面倒でついに三日坊主になってしまう。そんな経験は誰にでもあると思います。

そこでやる気を出すために必要なのが「4つのスイッチ」を押して脳を騙すことです。

こちらの本では、

4つのスイッチを、
● B（Body）＝カラダを動かす
● E（Experience）＝いつもと違うことをする
● R（Reward）＝ごほうびを与える
● I（Ideomotor）＝なりきる
と解説しています。

受験勉強に例えてみると、

B（Body）＝カラダを動かす→ とにかく机に向かって5分だけ始めてみる

E（Experience）＝いつもと違うことをする→ 友達を巻き込む、電車の中で単語帳を開く

R（Reward）＝ごほうびを与える→ 宿題を終えたらおやつを食べる、スマホで遊ぶ

I（Ideomotor）＝なりきる→ 合格した時の姿や憧れの先輩になりきる

というふうに応用できるのではないかと思います。

● 9月15日のnoteで、「まずは机に向かって5分だけやってみる」というお話をしましたが、こちらはB（Body）＝カラダを動かすというスイッチが入っていたのですね。
【形から入れば、自然とやる気も出てきます】 これは根性論ではなく脳の仕組みのようです。

● I（Ideomotor）＝なりきる という方法も効果的だと思います。
「こんな風になりたい」と思う人の写真などを毎日眺めていると、不思議なことにその人に近づくように、【脳の働きによって体やマインドが変化していく】 という話を聞いたことがあります。
〈夢や目標を書き出して目につくところに置いておくと叶う〉というのも、これに近いものだと思います。

すぐに効果が出るものではありませんが、これも脳をだますと思ってやってみるとよいかもしれません。

やる気が出ない、がんばれないからといって自分を責める必要はありません。
受験は根性だけで乗り切れるものではなく、体と心のメンテナンスも大切です。

根性論に頼りたくない！という人ほど、脳の仕組みを知って効果的に付き合っていくと、受験という長距離走も走りやすくなるのではないでしょうか。

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拙著
🌱「シングルマザーで息子２人を東大理Ⅰに　頭がよくなる『ルーティン』子育て」🌱
徳間書店・たかせみほ(著)

よろしくお願いします。

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『持病とのつきあい方』です。
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✒️ 第67回目のタイトルは、
『持病とのつきあい方』です。

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『おわりに』です。
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🔸内容紹介🔸
✒️ 第68回目がcakes連載の最終回です。
cakes連載を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
タイトルは、『おわりに』です。

✅ 最初は悲しみが多かった。次第に喜びの方が増えていった
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✅ 自分がどんなに弱っているときでも、子どもたちのがんばっている姿に勇気をもらってきた
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✅ 息子たちを信じて「周りに流されない、ぶれない、迷わない」と決め、信念を持って子育てしてきたこと
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✅ 本書の出版にあたり多大なるご尽力をいただいた皆様方に感謝申し上げます
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