チャンスにふと選ばれる人が、普段していること(ハートセット)
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1.人は誰から物を買うのか？
「人はなぜ物を買うのか」
今日も世界中の企業が
頭を悩ませている問題です。
そこで質問を少し
変えてみましょう。
「人は【だれから】
物を買うのか」
こうすると、一気に
答えが明確になるでしょう。
このふさわしい【誰か】になる
方法を考えればいいのですから。
この点、とても面白い
エピソードがあります。
ジョセフ・シュガーマンという
アメリカの
マーケッターがいます。
世界ではじめて
電卓の販売会社を立ち上げたり
電話でクレジットカードの受注
システムを作るなど伝説級の男です。
そんな彼も、
若い頃は、軍諜報機関に
勤務していました。
最初は、私服勤務も
OKな恵まれたポジションに
いました。
しかし、帰国手続きを誤り
「無許可離隊」とみなされ
ドイツの田舎街の部隊に
「左遷」されてしまいます。
今度は、私服勤務NGで
外出も自由にできない
閑職です。
「なんとかより良い
ポジションにつこう」
その方法はタダ1つ
「司令官の目にとまること」
そのために
シュガーマンは2つのことを
しました。
2.その仕事にあなたの名前は
入っていますか？
1つ目は、掲示板に
自作のニュースレターを
貼ることでした。
将校たち全員が通る場所に
ユーモアたっぷりの
ニュースレターをはり
毎朝読んでもらうのです。
2つ目は、通学途中の
将校の子どもたちに
風船ガムをあげることでした。
いずれも涙ぐましい努力です。
しかし、シュガーマンは
この努力が報われるために
ある工夫をしていました。
それは・・・
特に風船ガムの件は面白い。
シュガーマンは
風船ガムを手渡しながら
将校の子どもたちに言いました。
「風船ガムをあげよう。
でも、”シュガーマン”さんから
もらったなんて誰にも
言っちゃダメだよ。
”シュガーマン”さんだよ。
いいかい、
”シュガーマン”さんから
ガムをもらったんじゃないんだからね」
さて、子どもたちは
この約束を守れたでしょうか？
それから時を経ず
シュガーマンはよりよい
ポジションに昇進します。
司令官はシュガーマンに
こう言いました。
「このいいポジションを誰に
あげようかと考えていたら、
君の名前がふと頭を
よぎったんだよ」
3.チャンスに、ふと選ばれる人が
普段していること
これが、普遍的なビジネスの極意です。
そのためには、シュガーマンの
工夫が参考になります。
1）常に新しく楽しい情報を
届けつづけること
2）誰がやったかをはっきり
見えるようにすること
もちろん、日本においては
過度な自己PRは好まれません。
「さりげなさ」が問われます。
たとえばこんな点から
はじめてみるのもよいでしょう。
そんな工夫を続けていけば
予想よりはやく
あなたは選ばれる存在に
なれることでしょう。
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