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JR東日本週末パスがもうすぐ廃止
週末の2日間乗り放題のきっぷ
南東北・関東・信越が乗り放題
特急券は別途購入
JRだけでなく地方私鉄も乗れる
■どんな切符?
こちらの切符は、南東北・関東・信越が
乗り放題になります。
特急券やグリーン券は別途購入という
タイプです。
山形県、新庄、仙台、庄内地方、
関東一円、新潟、長野県は
全て含まれるとても広大なエリアです。
8880円で2日間です。
6月末で廃止のようです。
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■こちらの廃止のねらい
この切符のねらいは、都会(主に首都圏)に
住む人に週末にちょっと足を延ばして
旅行しませんか?
という趣旨のものだったと考えられます。
では、なぜ廃止になってしまうのか?
最近は、キュンパスなどに見られるように、
平日に旅をしてもらうよう
シフトチェンジをしているようです。
1 ネット予約の膨大なデータから
週末は定価に近いか、定価でも
乗車率が高いこと
2 平日は、ビジネス利用の低調な
推移であること
3 新幹線をはじめとする長距離列車の
輸送ピークは連休をはじめとする
休日であること
4 JRもダイナミックプライシングの
考え方を導入しつつあること
これらを勘案し、比較的利用が多い
時期における客単価の低い商品の
淘汰に踏み切ったと考えられます。
■ローカル私鉄にとって
この範囲内にあるローカル私鉄に
とってこの切符を使って利用してくれる層が
それほど多くなかったのかもしれません。
こういう乗り放題切符はできるだけ
遠いところへ行って元を取ろうと
してしまいがちです。
そうすると、長野電鉄・福島交通といった
範囲内ではありますが途中にあるところで
乗ってくれるとは限りません。
地方私鉄にとっても観光客が増えたという
効果が少なかったのかもしれないですね。
■まとめ
・週末の旅行に便利な切符が消えることになる
・JR東日本のマーケティングから考えると致し方ない
・地方私鉄にとっても旨味は少なかった?
・キュンパスのような平日に使いやすい商品が今後出る可能性はある