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大阪ー名古屋のアーバンライナーに  伊勢特急の役割を


近鉄名阪間特急は?


 大阪ー名古屋を結ぶ、近鉄特急は、特急「ひのとり」とアーバンライナーがあります。「ひのとり」は大阪難波と近鉄名古屋を毎時0分に、「アーバンライナー」は同駅を毎時30分に出発します。「ひのとり」は大阪上本町・鶴橋と津に停車します。時間帯によっては大和八木駅にも停車します。「アーバンライナー」は加えて、大和八木・名張・白子・近鉄四日市・桑名に停車します。
 それと、あまり知られていませんが、一般の特急列車でも乗り継ぎで利用できます。それは、大阪難波・近鉄名古屋をそれぞれ10分発の特急です。つまり、名阪間の特急列車は毎時3回利用チャンスがあるという事になります。

激減した大阪ー伊勢特急列車


 さて、名阪間の特急に関してはこのくらいにして伊勢方面の特急に関してしたいと思います。現在は、名古屋ー伊勢間は1時間に2本、大阪ー伊勢の特急は原則、1時間に1本になってしまいました。これは、全盛期を知るわたくしとしては、衝撃的な本数の少なさです。そこで、現在の運転本数を維持したまま、大阪ー伊勢を結ぶ特急の本数を増やす方法を思いつきました。

乗車チャンスの増加の提案


 それは、大阪難波・近鉄名古屋毎時30分発の「アーバンライナー」を伊勢中川に停車させ、スイッチバックするという方法です。そうすると、大阪難波発の場合、名古屋からの伊勢方面特急に連絡させることができますし、逆は伊勢→名古屋の特急がアーバンライナーへ接続させることができます。

特殊な構造の駅


 伊勢中川は特殊な構造をしており、大阪・名古屋からはまっすぐ伊勢に向かえます。しかし、大阪ー名古屋は大阪線・名古屋線を結ぶ短絡線があり、名阪間を結ぶ列車はここを通ります。そのため伊勢中川駅には入ることができません。

特急料金収入の機会損失のリスク


 今では、大阪ー伊勢の急行列車が大阪ー伊勢間の特急列車に一度も抜かれないこともあり、急行列車にやむを得ず乗っている人がいるように感じます。つまり、機会損失をしている気がするのです。そこで、この接続で近鉄特急ネットワークの充実を図ってほしいと感じた次第です。
 なお、一部時間帯の大阪ー伊勢の特急が1時間に2本設定のある(「しまかぜ」を除く)時間帯は今まで通り「アーバンライナー」は、中川短絡線経由で伊勢中川通過でいいと思います。

名阪間アーバンライナーの所要時間は?


 所要時間に関しては、実はそれほど増えません。実際に、両ターミナル毎時10分で伊勢中川乗り継ぎで名阪間を乗った場合と毎時30分発のアーバンライナーで乗り通した場合とどちらも2時間20分程度であまり変わりません。また、毎時10分の特急は大阪線内での停車駅が、アーバンライナーと比べてもかなり多いにもかかわらずです。榊原温泉、伊賀神戸、大和高田と3駅も多いです。
 難点は、スイッチバックで進行方向が変わる点だけです。

まとめ


・名阪間アーバンライナーに大阪ー伊勢の特急の役割を持たせる
・名阪間アーバンライナーは、伊勢中川駅に停車させスイッチバックする。
・ここで、名古屋からの伊勢方面特急と接続
・特急料金の機会損失を最小限にするため
・伊勢中川駅に寄ってもそれほど所要時間は伸びない


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