関空快速って何?
今は「関空紀州路快速」で阪和線の快速の中では一番速い快速列車ですね。ごく一部に紀州路快速より停車駅の少ない「快速」があったり、なかったり。そのほか区間快速や直通快速があります。
平成6年に関空快速が登場
この年の関西空港開港に合わせて登場しました。この時には、1時間に2本だけ大阪環状線に乗り入れていました。もう1往復は天王寺発着だったのです。阪和線内では20分毎でした。また、今のような4両編成を2本連結した8両編成ではなく6両編成と2両編成の組成でした。1本は、2両編成のJR難波からの列車を天王寺駅で連結する列車です。開港後しばらくしてJR難波駅でのOCATでの荷物預かりサービスを行っている時期がありましたので、それ専用の荷物スペースもありました。
関空特快ウィング
この設定は、特に大阪駅を意識した設定でした。大阪ー関西空港を僅か55分で結ぶ列車で停車駅を絞られました。この設定は大阪駅をはるか号が停車できないため、大阪駅からの速達列車の設定という側面が強かったようです。大阪ー天王寺をノンストップとかすごい列車でした。堺市・鳳・和泉府中・日根野・りんくうタウンと阪和線内も速い列車でした。
阪和線快速の改変
99年には紀州路快速が誕生します。そして、関空快速と併結が前提です。そして、5両と3両編成に再編されます。それぞれの需要に合わせてどちらが5両編成になるか3両編成になるか時間帯によって分けられていました。これで、関空特快とか指定席の設定が廃止になります。三国ヶ丘、紀伊、六十谷が快速停車駅になります。また、大阪環状線内各駅停車になる快速列車が朝ラッシュ時に直通快速として設定されます。
関空紀州路快速の大増発
2011年には、ほぼ15分毎の設定になりどちらも4両編成になります。関空紀州路快速の設定は、阪和線から大阪環状線へ直通という要素が強くなります。 今のダイヤのほぼ原形ですね。やがて、紀州路快速は日根野以南各駅停車になったり、大阪環状線内の福島・大正にも停車するようになります。
現在の関空快速
かつて、多くは京橋発着でしたがそのまま環状線の東側を通り天王寺は着がほとんどとなりました。それから、上記の通り停車駅がずいぶん多くなりました。関空ー大阪駅は1時間10分前後かかります。途中14駅に停車します。和泉府中で特急列車の通過待ちの設定があります。表定速度は例えば和泉府中ー熊取なら約73キロですが、関空ー天王寺の46キロで53分程度かかるのが標準的です。52キロ程度と結構遅いです。