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日本で最速の列車に乗る


「のぞみ」64号は、日本で最速の列車です。
博多→東京を4時間45分で結びます。
なお、博多発東京行きの最終列車でもあります。


■広島から乗車


 この日は、小倉駅で日豊本線の
特急ソニックの乗り換え客を待った
影響でやや5分ほど遅れていました。

最速列車とあって、停車駅は絞られています。

小倉・広島・新神戸・新大阪・京都・
名古屋・新横浜・品川のみです。
N700S系が来ました。

この列車は、グリーン車を選択したのですが
このシートがいまいち好きになれません。

充電用コンセントがあるのは
ありがたいのですが、シートが硬すぎて
臀部にはあまり優しいとは言えない
気がするのです。

好みは一番古いN700aタイプかなと
思いました。

わたしは、周南地域のコンビナートの夜景の
撮影の帰りでしたので途中の広島駅から
乗車しました。

■高性能を生かしながら遅れの回復運転に努める


広島駅を出ると、かなり
飛ばしているようです。

定速制御装置がついているので
それを活用しながらほぼ最高速の
300km/hを維持して走行している
ように思われます。

ただ、元々最速列車なので
余裕はほとんどなく遅れを
取り戻すには至らなかったようです。

グリーン車の乗車率は、
半分強といったところです。

日曜日でしたがそれほど混んでいる
というわけではなかったです。

岡山に到着しても僅かな乗り降りが
あったもののそれほど乗車率に
変化はなかったようです。

次の、新神戸まで約30分で到着してしまう
のは驚きです。

また、姫路駅では前を走る
「さくら」号を追い抜きます。
優等列車同士で待避があるのは
少し珍しいケースです。

■最速の理由


 この列車が最速の新幹線で他の「のぞみ」号と
どうちがうのかということをみてみましょう。

例えば、所要時間では、この64号は
博多→新大阪で2時間21分です。

他の多くの「のぞみ」号・「みずほ」号は
2時間28分です。
ここで、7分もの差をつけています。

また、新大阪→東京も2時間21分で、
他の多くの「のぞみ」号が2時間27分程度
なのでやはり、1番速いのです。

この理由は、深夜で本数が少なく
他の列車に邪魔されることなく
高速で走ることができるから速いのですね。

また、もう一つの理由が、
東海道新幹線の車両は加速性能が
極めて高いことが上げられます。

通常、最高速度を上げると起動時加速度は
犠牲になり、加速度の性能は劣るものです。

しかし、N700系世代は加速も
通勤電車並みであり、停車から最高速の
速度域に達するのがかなり短いことも
このようなダイヤを支えているのでしょう。

なお、始発から終点までの停車時間を
含めての平均速度(表定速度)は
最高速度で上回る東北新幹線「はやぶさ」号を
押さえて日本一の速い列車です。

■まとめ


・「のぞみ」64号は日本一速い列車
・夜遅い設定で、高速運転が可能
・少しでも遅れると回復が難しい


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