元スノーラビットの車両に乗る(当たり)
北陸新幹線が、金沢まで延伸される前は
東京から長野まででした。
そこで、東京から北陸へは、上越新幹線で
越後湯沢まで行き、そこで北越急行線を通る
ルートが一般的でした。
その在来線特急が「はくたか」という
列車でした。北越急行が保有していた
特急車両をスノーラビットといいます。
第3セクター会社が保有していた特急電車
つばめ:スノーラビットって名前は格好いいよね?
すわろう:確かに、センスあるよね。
実は、北越急行は北陸新幹線が開業したら
自社保有の特急車両はJR西日本に
買い取ってもらう前提だったんだ。
つばめ:なるほど。
だから、今JR西日本でこの元スノーラビットに
乗れるというわけなんだね。
現在元スノーラビット編成は特急「しらさぎ」で活躍
すわろう:実は、スノーラビットの編成は3本あるんだ。
特急「しらさぎ」で運用される編成数は、
11本だからそのうちの3編成に当たる
確率としては、約36%ほどと
あまり高くないね。
つばめ:じゃ、結構珍しい車両といえるのね。
なんか、見た目が違うのかい?
すわろう:塗装は、かつての北越急行のピンクの
塗装はしておらず他の「しらさぎ」編成と
同じくグレーに青とオレンジ色の帯を
巻いているよ。
だから、外見では区別はしにくいね。
つばめ:でも、違いはないのかな?
すわろう:番号が違っていて、しらさぎ編成の多くが
681系っていうんだけど
この元スノーラビットは、681系の2000番台
といってー(ハイフン)の後ろが2000番台なんだね。
1本だけちょっと違った元スノーラビット編成
すわろう:元スノーラビット編成でも1本だけ
683系の8000番台という車両があるんだ。
これに当たる確率は、約9%に下がるよね。
つばめ:なんで、1本だけ北越急行は、683系を作った
のかな?681系でよくなかったのか?
すわろう:元特急「はくたか」は
JR西日本・北越急行・JR東日本にまたがる
運転区間だったのね。
それで、JR東日本も1本だけ車両を保有していて
古い旧国鉄型の特急車両を使っていた。
で、これを置き換える時に、JR東日本を走る
区間は僅かだし北越急行所属にしようと
なったの。
北越急行の車両もJR西日本のOEM車両で
中身は同じだった。
で当時JR西日本は681系車両は製造していなくて
683系に移行していてそれに合わせた
ということなんだ。
つばめ:これは、狙って乗れるのかい?
すわろう:残念だけど、それは難しいよ。
他の編成と混じって運用されているからね。
681系と683系のが外見の違い
つばめ:この車両は、他の「しらさぎ」編成と
だいぶ異なるのかい?
すわろう:この車両の同世代では、
現在「サンダーバード」に使用されている
683系0番台のと同じ作りなんだ。
で、非貫通型の先頭車のライト配置も
異なってシャープになっているよ。
すわろう:あと、異なるのは普通車では荷棚の
下に室内灯が装備されていたのが、
本編成は読書灯に変わったよ。
これで、パッと外から見たときに
窓の上が明るいようなら681系、
暗かったら683系と区別できるよ。
まとめ
・「しらさぎ」編成に1本のみ存在する683系。
・元北越急行スノーラビット編成は現在「しらさぎ」で活躍
・681系オリジナルのシートはすばらしい乗り心地
・コンセントやテーブルなどの周辺設備に難がある