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グループ客に配慮した新型「やくも」は振り子の乗り心地を大幅によくした
特急やくも号が新しくなった。
まるで、新幹線のような乗り心地になった
グループ客には喜ばれそうな
2人席・4人席を新しく導入
■乗り心地が良くなった技術
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「やくも」号は、岡山と
出雲大社で有名な出雲市を結ぶ特急列車だ。
約3時間かかる。
新幹線と連絡してほぼ1時間に1本
運行されている。
途中、大山や皆生温泉で有名な米子や
宍道湖で有名な松江などを通る。
この「やくも」号に使われていた車両は、
国鉄時代からのものだった。
振り子装置というカーブに差し掛かると
車体を傾け遠心力を消しカーブで高速に
通過できる車両を使っていた。
ただ、よく揺れることと遠心力によって
傾くため振り遅れが発生し乗り物酔いが
多く発生していることが問題であった。
これが新型に代わり、ジャイロセンサー
という技術を用いてこの振り遅れを解消した。
乗り物酔いをほぼなくすことになった。
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■以前より輸送力を大幅ダウン
今までも、「やくも」号は4両編成
だったため、基本は新型も4両編成が
導入された。
ただ、かつての繁忙期(盆・年末年始・GW)は
6両編成や9両編成に増結されていた。
そのため、4両編成では輸送力不足が
懸念されていた。
利用の多い列車ではこの4両編成を2本つないだ
8両編成で運転されることになった。
それでも、多客期に4両編成が残り、
実際には足りない分は古い方の車両も
活用されたようだ。
■普通車
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JR西日本の特急車両では初めて、
可動式の枕が設置された。
また、各座席にコンセントも用意された。
新幹線から乗り換えてきたときには、
違和感がないように配慮され
居住性の向上に努めたようである。
木目調の床や緑色の座席といい、
デザインはかなりいい。
ただ、最新の新幹線の座席同様、
シートが硬い気がする。
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■グループ席
ここは、1号車または5号車に設定され、
半室グリーンのグリーンでない方の空間に
設置されている。
近鉄の伊勢志摩ライナーにも同じような
設定があったのを思い出した。
空間は繋がっていて、扉や壁で仕切られている
わけではないもののある程度にぎやかに
過ごせそうでグループで楽しく過ごすには
もってこいの区画である。
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■グリーン席
ここは、JR西日本の伝統の横3列配置を
踏襲している。
かつては、1両まるまるの設置だったが
今回、半室に減った。
それだけ、需要が少なかったとの証だろう。
長時間乗車には向いている座席だ。
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■「やくも」号きっての高速区間に乗車
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倉敷ー備中高梁間は複線でカーブも
性能を生かし高速で通過する。
朝1番の便でも利用客は見られた。
備中高梁駅はかなりきれいな橋上駅舎に
生まれ変わっていた。
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駅1階には、バスターミナルも同居しており、朝のラッシュ時ということで学生さんの利用が多くひっきりなしに発着していた。
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■まとめ
・新型やくも号乗り心地は良くなった
・シートは固めである
・グループ席の設定がなされた
・車内の駅発着案内の時には専用の曲も用意された