ベッドタウンの奈良をサイクリングする
奈良市は、世界的に見ても奈良公園を
中心とする観光都市の様相が強いです。
人口は約35万人もいます。
県庁所在都市なのでそのくらいの規模と
いわれればそうですが
もうひとつの奈良市の顔としては、
大阪のベッドタウンという顔ももっています。
そこで、今回はそんなテーマで
サイクリングしてきました。
奈良サイクリング第2弾
つばめ:そういえば、以前にも奈良まで
サイクリングしてたよね。
すわろう:はい、前回は奈良公園まで行き
鹿さんと遊んできたよ。
今回は、違って主に奈良市の住宅地
(特に大阪に通うのに便利そうなエリア)
を回ってきたよ。
つばめ:奈良って、大阪に意外と近いよね
すわろう:奈良公園の近くの近鉄奈良から
大阪難波まで約40分弱と十分に
通える範囲だね。
奈良が大阪のベッドタウンとして
人々が増える要因は近鉄の開業が
大きいね。
生駒山をトンネルでぶち抜いて
最短距離で阪奈間を結んだのだ。
(地図参照)
つばめ:奈良から大阪へ通うにはJRも使えるのでは?
すわろう:確かにそうなんだけど、
JRは大きく南へ迂回する上に
奈良市内から大阪方面へ直通する駅は
JR奈良と平城山くらいしかない。
大きな住宅地を抱えている
わけではないんだ。
大きな住宅地がある拠点駅は?
つばめ:奈良市内で大きな住宅地を
抱えている駅はどこだい?
すわろう:学園前駅なんだ。
駅の南側は帝塚山大学のある駅だよ。
ここから特に北の方向に住宅地が
広がっていき学園前駅からかなり
北に離れた地区の利便改善のために
近鉄はもう1本大阪へ繋がる路線を
開業させたほどだよ。
つばめ:えーすごいな。
それはなんていう線だい?
すわろう:京阪奈線だよ。
この終点、奈良学研登美ヶ丘駅は
奈良線学園前駅からまっすぐ北に
行ったところでほぼ住宅地の
北の端に位置するところだよ。
つばめ:駅の雰囲気を詳しく教えてくれる?
すわろう:奈良線の学園前駅周辺は
多くのバス(奈良交通)が発着して
賑わっているよ。
駅周辺は、お洒落な(高級そうな)
中規模のマンションがたくさん
建っていたのが印象的だったな。
ほぼ真北に進んだ奈良学研登美ヶ丘駅は
駅周辺にはマンションなどもあるけど
ほぼ住宅街の端っこという感じで
さらに北側は一気に標高差のある所に
国道が走っているよ。
その国道のさらに北側が駅名にも
なっている学研都市があるよ。
だから、名前に「学研」がつくけども
この駅からは徒歩で学研都市へ行くのは
現実的でないね。
駅前は、大きなイオンモールがあり
郊外型ロードサイド店がある雰囲気。
新しい街という感じもしたね。
つばめ:学園前駅周辺だけが住宅街なのかな?
すわろう:この辺りの位置関係を理解するのに、
軸になる道路は「ならやま通り」
というのが京阪奈線北生駒駅辺りから
やや南下しつつその後東に向けて
抜けている道路があるのね。
ここが先ほどの、学園前駅と
奈良学研登美ヶ丘駅の中間地点かな。
「ならやま通り」以南は比較的
古くからの住宅街の印象が強いね。
この住宅地の中に松柏美術館があるよ。
これは近鉄の名誉会長の佐伯氏の
自宅を美術館にしたものだよ。
(表紙は、旧佐伯亭)
つばめ:この辺りの住宅はまさに近鉄の開業と
開発のお陰だね。
すわろう:そうだね。
まさに近鉄村といえるね。
奈良市に隣接する生駒市になるけど、
京阪奈線沿線も住宅開発が進んでいるよ。
京阪奈線沿線はどんな感じ?
北生駒駅は、副駅名に奈良先端科学技術大前
とついているけど歩いて20分はかかる。
同じ住宅街にはなく、北側の丘陵地を降りた
先にあるよ。
白庭台もこの線が開業したおかげで大きな
住宅地になったよ。
つばめ:大阪へのアクセスは奈良線と京阪奈線どっちがいいの?
すわろう:通過運転する列車がメインの奈良線の方が
便利だね。
なにしろ、生駒~鶴橋間ノンストップの
列車が多く設定されているからね
まとめ
・奈良市でも、大阪のベッドタウンの要素が強いエリア
・学園前を中心に京阪奈線で囲むエリアは近鉄が開発した住宅地
・京阪奈線沿線は新興住宅エリア
・近鉄奈良線沿線は古くから住宅開発されてきていた
・丘陵地を切り開いた印象で坂が多い