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映画「すずめの戸締り」 鉄ヲタからの視点 

 
 まず、この原稿にはネタバレが入るかもしれません。新鮮な気持ちで映画を見たい方は読まない方がいいかもしれんせん。 
 わたくしは、世間的に言うといわゆる「鉄ヲタ」かもしれません。この映画は、監督の新海誠先生はロードムービーとおっしゃっていて、色んなところを旅するのも見どころの一つです。
    結構、鉄道が描かれている場面が多いのは「おおお・・・」となります。

まずは、九州


 まず、主人公のすずめが生活しているところの宮崎県で踏切を渡る場面が出てきます。これは、日南線ですね。古めかしいキハ40も描かれています。

四国の映るところ


 四国に入りますと、猫の「ダイジン」を追いかける「すずめ」となります。九州・四国を結ぶフェリーの発着する八幡浜駅が描かれています。さらに、伊予大洲のお城をバックに川を渡る場面が描かれています。これらの場所は、先日の四国旅行の時にはすぐ近くには行きましたが立ち寄っていませんでした。

朝焼けの下灘駅


 次に、猫の「ダイジン」がSNSで映るJR四国の下灘駅が出てきます。ここは先日、行ったので馴染み深い感じがしました。次に第1吉野川橋梁が映ります。この時、主人公のすずめはクルマに乗せてもらっている場面ですが、川を渡る列車も描かれていましたが、これは、JR四国1000系ですね。

新幹線の映るところ


 その次は、新神戸駅になります。ここでは、バックでホームの発車メロディなんかも僅かに聞かれました。ここは、実はサイクリングで訪れたことがあります。すぐ近くには、布引の滝や、北野異人館があります。もし、聖地巡礼などで行かれる方は、これらの観光地もおすすめです。
 新幹線はN700系ですがどうやら「ひかり」号に乗っています。東京に向かうのでてっきり「のぞみ」号に乗るかと思いきや予想外ですね。ひかり500号のようです。なお、N700Sではなさそうでした。新幹線の沿線は色々、描かれていましtが、印象的なのは「まもなく、熱海です」という車内アナウンスが流れます。新海監督は主人公のすずめになぜ、熱海に止まる「ひかり」号に乗せたのか?という疑問が出てきます。
 この映画は「災害」がひとつのテーマなので熱海の土砂崩れがあったのを想起させる為に選んだのではないかと推測します。
  次に熱海を過ぎてすぐの根府川鉄橋の近くですね。ここでは、今では走ることのなくなった185系踊り子号がうつります。ここでも敢えて、廃車された車両を取り入れているのではないか「廃墟」のテーマでもあるし・・・

東京では?


 東京に入ると、聖橋がうつります。ここは、総武線と東京メトロ丸の内線見えるところです。ここのトンネルの出入り口が結構ストーリーの重要な役割をします。

東北では


 東北に行くと、帰り三陸鉄道がうつります。織笠駅が結構重要な場面を描きます。
 最後に、主人公の母親の名前が「つばめ」なんですね。わたくしのペンネームと同じ・・、そして、新幹線「つばめ」国鉄・JR九州「つばめ」といえば名門中の名門の特急列車の名前でもあります。それにも感激しました。「つばめ」という名前も鉄ヲタを意識してるのかなと疑わざるを得ません。(いい意味で)

まとめ


・かなり多くの鉄道が映画で描かれています。
・鉄道ビュースポットも多いです。
・実は、「鉄ヲタ」にもアピールしているかも?
・監督のメインの伝えたいことは違いますが、別視点でいかがでしょうか?
・聖地巡礼ツアーを販売するとかなりいい感じの売れ行きになりそうです。


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