鉄道の哀しみ(特急列車編)
新幹線ほど速くない哀しみ。
新幹線が走っていないあまり
大きくない都市間を結ぶ
あるいは、都会と観光都市を結ぶ
客は、一律に前向いて
ずらっと座っていて
スマホとにらめっこ
■大都市では、通勤電車の座席保障の役割も
優雅な通勤を実現するために走っている。
ただ、一般の通勤列車と同じ線路を
走っているから、特急の由来の「特別に急ぐ」
という意味はほとんどない。
JR西日本の「らくらく」シリーズ、
小田急のモーニングウェイとか。
この当たり、ちょっと名前詐欺な
気がする哀しみ。
座席保障を略して「座保」って種別に
したらいいのに。(笑)
■ずらっと前向き
特急列車の座席は、リクライニングシートで
ほぼ進行方向に向いている。
もちろん、普通列車や通勤列車に比べると
ずっと居住性は高い。
ただ、観光向け特急も都市間の特急も
前向きの座ることに変わりはない。
乗車率の高い列車でこれを見ると結局、
デザインのいい列車もそうでない列車も
同じなんだなと感じる哀しみ。
例えば、デザインのいい小田急GSEも
JR西日本のキハ187っていうダサいデザインの
列車も乗ってみたら変わらない。
■景色のいい路線もスマホか居眠り
お客さんは、車内でどう
過ごしているだろうか?
これが、結局通勤電車と同じ。
スマホか居眠り。
たまに、車窓の観光案内のある
列車がその場所に近づくと
これまた、スマホを車窓に向ける。
この時だけ「窓があってよかったな」と。
残念ながら車窓を楽しむのは少数派。
たまに、アルコール片手に
駅弁広げている人いるけど
あくまで公共の場なので大きな声で
談笑するのも憚られる哀しみ。
■座性が硬いよー
たまに、「特急電車の新型デビューします」
ってニュースがあるけどこれがことごとく
古いのより座り心地が良くない哀しみ。
「人間工学に基づき、乗り心地をよくした座席」
とか触れ込むけどこれが硬すぎる。
これってホントに万人向けの設計なの?って
思うほどに。
もう少し何とかなりませんかね?
ホント哀しくなる。
私個人だけが抱く感想なら、謝罪します。
■まとめ
・「特別に速い」わけでない特急がある
・車窓をほとんど眺めない客
・カッコイイ特急もそうでない特急も前に向いて座るは同じ
・座席が硬い新型が多い