すごいぞ、近鉄名古屋線急行
近鉄の名古屋線の急行は、なかなか地味ですが
かなり優れた列車なのでご紹介します。
日中は1時間に3本設定されいます。
1時間に1本は伊勢方面の五十鈴川まで運転されています。
つまり、名古屋から伊勢神宮まで1本でいけます。
残りの2本は名古屋ー松阪です。
特急との関係性について
伊勢方面行で見たときに、名古屋駅を特急の9分前に出発します。
これに追い抜かれるのは伊勢若松駅です。
なお、名古屋方面行は、塩浜駅です。
いずれも、名古屋から見て四日市より先の駅です。
伊勢若松は、鈴鹿線との分岐駅です。
名古屋方面行きは、待避線が鈴鹿線と共用のため
ずらしているようです。
四日市は一つの区切りでありますが、
ここまで名古屋から特急より停車駅は3駅多いだけです。
なお、甲特急が走る時(主に「ひのとり」)には
津の一つ手前の江戸橋で追い抜かれます。
さすがに、「ひのとり」は名古屋の出発が19分後で
それに抜かれてしまうのはちょっと残念な気もしますが
名古屋ー津の所要時間はひのとり45分、急行1時間6分で
20分程の差です。
一般の特急列車は50分程度で差が15分に縮まります。
待避がたったこれだけなので利便性が高いといえます。
車両の良さ
5200系と呼ばれる快適な車両が使われています。
かなり快適性の高い車両で転換クロスシートと呼ばれ
座席は基本的には進行方向を向きます。
殆どの急行列車に連結されています。
一部、この車両が連結されていなくともLCカーと呼ばれる
首都圏では特別料金を必要とする列車に
使われる車両が入ります。
大阪伊勢を結ぶ急行列車にはこのような快適な
進行方向を向く座席の車両はほとんど使われません。
その意味からもコスパのいい一般列車という事ができます。
津から伊勢中川は各駅停車
江戸橋・津・津新町・南ヶ丘・久居・桃園・伊勢中川と
連続に停車します。
以前の普通列車を廃止して急行列車に代用させている
わけですがこれらの駅は20分に1回四日市・名古屋へ
直通する列車が来るわけです。
ある意味利便度は高いです。
まとめ
・名古屋ー伊勢の急行は必ず、途中で特急に抜かれます。
・ただ名古屋ー伊勢市の一般の特急との所要時間差は25分くらいです。
・座席は、かなりゆったりしていてリクライニングしないものの特急に匹敵
・伊勢方面まで行くものは1時間に1本程度で時刻表を見て利用は必須
・名古屋ー松阪間なら20分毎。