理想の親になど、永遠になれない。
こんにちは。
病弱メンタルで会社員ができない自称文筆家の専業主婦、鷹野いづみです。
私は、双極症のため働けず専業主婦です。
でも、双極症だから専業主婦だけれど娘は保育園に通っています。
これは、私が若い頃から思い描いていた母親像とは大きくかけ離れています。
昔から持っていた理想の母親像は
正社員でバリバリ働いている
美味しいご飯を作る
洗濯、掃除もバッチリ
いつも穏やか
聞き上手で話し上手
などなど。
思った方は思ったはず。
双極症関係なく、全部満たすのは無理だよって。
子育てしながらバリバリ働いているのにいつも穏やかでいるなんて無理だよ。
フルタイムで働いて家事もバッチリなんて無理だよ。
今では、頭ではわかっているんですけどね。
ちなみに、私の母親はパートをしながら家事はバッチリのタイプでした。
作ってくれるご飯も美味しい!
私には穏やかだったけど、妹にはちょっとヒステリックな面も見せていたみたいです。
母親がやってくれたことを、仕事をパートからフルタイムの仕事に変えるだけと頭では思ってしまっているわけです。
ぜんぜん「だけ」じゃないんですけどね。
ちなみに、夫から言わせると私の母はスーパーウーマンらしいです。
ホームへルパーの仕事をしながら、3人の子どもを学校やら習い事に送迎して、家事も完璧にこなした女傑です。
ホームヘルパーなので、土日関係なく求められてお休みも少なかった母。
今の私が同じことしようとしたら絶対潰れてしまう。
元気でもダメだったかもしれない。
できてしまう人はいるのでしょう。
実際に存在しているのでしょう。
でも、残念ながらそれは私ではなかった。
ならせめて素敵な専業主婦になりたい。
というわけで、私の理想の専業主婦像は以下です。
子どもは自宅でママと一緒
美味しいご飯を子どもと一緒に作る
洗濯と掃除も完璧
綺麗にお化粧している
ふわふわといつも笑顔
はい!
双極症関係なく、四六時中子どもといれば余裕がなくなる時だってあるよ!って言いたい方もいらっしゃるでしょう!
いつも笑顔なんて無理だと!
子育てしながら家事も完璧など不可能だと!
なんで理想って、こう現実と乖離があるんでしょうね。
だから「理想」なのかな?
でも、夢は見ちゃいますよね。
こうなると間をとってパート主婦が良いのでは?と思うけれど、地域によってはパートでは保育園に入れないこともあるでしょう。
そもそも私は働けなくなってしまったし。
パートにいつか出ようという気持ちと、今まで全滅だったじゃん(体調不良で辞めた)という気持ちがせめぎ合っています。
とりあえず、お薬が双極症に合わせたものになり2、3ヶ月経ちました。
このままお薬を続ければ働けるのかわかりませんが、調子はいいので少し期待してしまう。
私自身すぐに手のひらをくるくるとひっくり返して、「こんな仕事がしたいな!」と言ったと思えば「やっぱりずっと専業主婦だよ」とぼやいていたり。
夫も、私の本心がわからないと思います。
私もわからない。
その時の調子で変わっちゃう。
理想はたくさんあってそれを追い求めてしまうけれど、全てを叶えられる体力が私にはない。
だから、私は理想の母親にはなれない。
でも、なんだかいい感じの母親にはなれているかなとは思うのです。
肩の力を抜いて、今の自分の状況で認められる権利を使って助けてもらいながら子育てをする。
保育園になんだかいきたくなさそうな娘に罪悪感を抱くこともありますが、でも、行ってもらわないと家族みんなが倒れるから行ってもらう。
良く言えば、みんながそれぞれの役割を持って頑張れている感じ?
ただ、現状専業主婦でどうにかなっていますが、もし子どもがもうひとり欲しいなら私も働かないと無理です。
でも、そんな状況、責任が重すぎて絶対潰れちゃう。
娘がお姉ちゃんになりたいと言っても、その願いはほぼ確実に叶えてあげられない。
それは、申し訳ないと思う。
でも、その分、私はたくさんの人の手を借りて自分をご機嫌に保とうと思う。
娘にも夫にも笑顔で接することができるように。
全部を満たした理想の母親にはなれないけれど、いくつかは満たすいい感じの母親にはなれると思うから。
だから、私は理想の母親じゃないな〜と思うのはやめようと思います。というお話でした。
最後までご覧いただきありがとうございます。
良い1日になりますように。