タイムマシンでは行けない明日 畑野智美
一緒に見に行くはずだったロケット打ち上げ、目の前で長谷川が事故で死す。
理系の光一は
タイムマシンの研究に進み、あの時に戻って事故のなかった時に戻ることができるのならば、と研究室で励む。
三島由紀夫の「美しい星」長谷川さんが教えてくれた一冊を手に、
はたして彼は、タイムマシンにのって会うことができるのか。
読んでいて、ちょっと頭のなかが、何年前?とこんがらがってしまったが
やがて、成長した彼が 長谷川さんにも 両親にも 斎藤にも 研究室の魚住さんにも、会うことができる、平沼先生という形で。
井神先生や夜久君の、位置関係も面白く、複雑な設定ではあったが
この先どうなっていくの?で 先が楽しみで一気に読むことができた。
(もし、タイムマシンがあったら どの時代?誰に?会いに行くのかな)