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【読書感想文】ちょっとむずかしいくらいが一番おもしろい
仕事も読書も勉強も
ちょっとむずかしくて
ちょっと理解できるくらいが
一番おもしろい。
飲茶さんの「14歳からの哲学入門」は
まさに哲学初心者のわたしには
ちょうどよかった。
哲学の歴史的な流れを把握できて
それぞれの時代の哲学者の基本の考えが
上手にまとめられている。
そしてそれぞれの哲学が
ちょっとむずかしい。
「哲学者は天才過ぎて何言ってるかわからんな」
と何度も思った。
そのむずかしい内容を
飲茶さんが的確に
かみ砕いたり
具体例を提示してくれる。
ここが読みどころだった。
最後の未来予測(働かないが正義の時代が来る)も
「嘘くさー」と一瞬思うが
実は真実味がある。
AIが仕事をやってくれるし
ルンバだって掃除してくれる。
100年後には
「昔の人って働いてたんだって。ウケるよね」
と言っていてもぜんぜん違和感がないと思った。
実現するためには
資本主義や大量消費社会を
乗り越える必要がありそうだけれども。
実はそれに対する
回答はすでにXに流れていそうな気もする。
この1冊をきっかけに
哲学にハマりそうである。