心の炎に火を灯す方法
どうも、しりんです。
前回の記事では
「エネルギーレベル」という観点から
「やる気がでない。」「重い腰を上げられない。」
そんな状況を改善する方法をお伝えしました。
今回はそれとは違ったベクトルで
「心の炎に火を灯し、やる気を目覚めさせる方法」
について解説します。
「あるドラマ」を題材に解説しますが
正直、全人類に観て欲しい作品です。
・もっと、充実した日々を送りたい。
・自分の限界を突破して、いける所までいきたい。
・ふがいない自分の背中を押して欲しい。
そんな人は、ぜひ読んでみてください。
今回の教材
まず最初に、今回一緒に学ぶ教材を紹介します。
それは、NETFLIXで放映されているドラマ
「サンクチュアリ -聖域-」です。
このドラマ、ざっくり言うと
北九州出身の、札つきの不良「猿桜(えんおう)」が
「ある目標」を達成する為に力士になり
土俵の上で傍若無人に振る舞いながらも
ずっと勝ち続ける。
が、ある時トラウマ級の敗戦を味わい
恐怖で、まともに相撲も取れなくなり・・・
さらに、相撲界追放の危機に立たされ・・・
そんな話です。
彼以外にも、魅力的な登場人物が多く
ストーリーが多重構造になっていて
とても見応えのある作品です。
「サンクチュアリ(聖域)」に学ぶ成功法則
そんな、ネトフリドラマ「サンクチュアリ」。
我々REAL MENを目指す者が
特に学びたいのは、以下の点です。
「情熱の伝播」
詳しく解説しましょう。
(ここからは、ネタバレを含みます。)
恵まれた体格を活かし
九州で不良として暴れまわっていた「猿桜(えんおう)」。
親方からスカウトされ、相撲界に入ります。
そんな彼の目的は、ズバリ「金」。
だから、相撲に対する愛着や尊敬なんて全くありません。
先輩力士に対する礼儀もクソも無く
日々の稽古は手を抜きまくり
毎日タバコも吸いまくっています(苦笑)
にも関わらず・・・
元々の才能が群を抜いていたんでしょう。
彼は、勝ち続けます。
連戦・連勝を続けます。
いざ本番の土俵に上がっても
彼の傍若無人な態度は相変わらず。
「礼」もしなければ
四股も柏手(かしわで)も全部適当。
おまけに、勝利した後土俵上で
ガッツポーズしたり、ダンスを踊ったりする始末。
だから、しきたりや伝統を重んじる
業界関係者からは、徹底的に嫌われます。
そんな彼に、ある日「運命の転機」が訪れます・・・
「地獄」に落ちる
「22連勝」を続けていた猿桜。
彼と同世代で、同じく「29連勝」していた
最強力士との対戦が決まります。
当然彼は、負ける気なんてみじんも無く
たいした対策も立てず、余裕で土俵に上がります。
そんな彼に、天罰が下ります。
強烈な張り手を何十発と食らい
顔面血まみれで、ボコボコにされます。
前歯が何本も吹き飛び
おまけに、衝撃で片耳がちぎれ飛びます。
意識不明の重体になり
トラウマ確定の、圧倒的な敗戦です。
・・・
強烈な張り手でボコボコにされ
顔面血まみれになるイメージが
脳裏に焼き付いてしまった彼。
その後、まともに相撲を取れなくなります。
対戦相手が張り手を繰り出した瞬間
「あの時の恐怖」がよみがえり
顔を背け、縮こまり、ガクガク震えてしまう。
怯えた子犬のように、何もできなくなる・・・
そんな彼に追い打ちをかけるように
彼を憎む相撲業界の刺客達が
彼を潰す為「出稽古」にやってきます。
そこからはもう、悲惨です。
彼自身はもちろん
先輩や同期を含めた同門の力士たち。
全員がボコボコに負けまくり
体中泥まみれになり、顔を足で踏んづけられ
プライドをズタズタに引き裂かれます。
情熱の炎が灯る
その後、出稽古相手の心無い一言にぶち切れ
暴力事件を起こしてしまった猿桜。
「相撲界追放」のピンチに立たされ
心もへし折れ、地元に帰ろうとしていました。
すると、彼の地元北九州から
母親が彼の元に乗り込んできます。
心が折れて、生気を失った息子の姿を見た母親。
ギュッと抱きしめるのかと思いきや・・・
いきなり全力で彼の顔を引っぱたきます(苦笑)
さらに、馬乗りになって、ボコボコに殴ります。
そして、彼女はこう言います。
「立たんか!しっかりせいや!」
・・・
彼女のこの一言で、息子の心に再び火がつきます。
今まで礼儀もクソもなく、練習は適当に流し
毎日タバコを吸いまくっていた彼が
初めて、相撲に本気で取り組み始めるのです。
さらに、今まで一度も頭を下げたことがない親方に向かって
「どうやったら、相撲強くなれるか、教えてください。」
そう言って、深々と頭を下げます。
このシーンは、観ていてかなりグッときました。
情熱が伝播する
ここからが、今回の本題です。
初めて相撲に本気になった彼。
日々の土俵上の稽古だけでなく
苛酷な自主練も、進んで始めます。
・ダンベルを抱えたまま
とてつもなく長い坂道をすり足で登ったり。
・稽古後、1人黙々とランニングしたり。
その彼の「熱」が、本気の姿が
やがて周囲にも伝播していく。
・なかなか芽が出ず、くすぶり続けていた同門力士も
・これまで、彼を目の敵にしていた先輩力士も
・相撲になんか全く興味が無く、嫌々取材に来ていた女性記者も
全員の士気が上がり、稽古に対する熱も
これまでとは比べ物にならないほど高くなります。
最初は猿桜1人だった自主練も
1人増え、2人増え、やがて全メンバーが揃います。
・・・
そうして、数か月が経ったある日。
先日、同門力士全員がボコボコに負けた
相撲界の刺客達が、再び出稽古にやってきます。
ニヤニヤと舐め腐った態度で
猿桜達を見下す、相手力士たち。
が、いざ対戦が始まると
彼らの表情が一変します。
たった数か月しか経ってないのに
明らかに、格下だった男達が化けている。
そして、迎えた大将戦。猿桜の番です。
前回同様、張り手を連発する対戦相手。
でも、子犬のように怯える彼の姿はもう
そこにはありませんでした。
しっかりと相手を見据え
張り手をかいくぐり
完璧な横綱相撲で勝利したのです。
全員が一丸となり、掴んだ勝利でした。
「魂」は燃えているか?
前置きが長くなりましたが
このように、「情熱の伝播」。
私自身は、これこそが
このドラマ最大の魅力であり
最も学ぶべき点だと思ってます。
たった1人の「覚醒」を機に
その熱が、魂の炎が、他のメンバーにも伝播していく。
彼と関わる人間みな、彼の「熱」に感化され
心に炎に火が灯り、それぞれが熱く動き出す。
その姿を観ていて、私自身も感化されたし
なにより、彼らのその姿はとても美しく
自然と涙が止まらなくなりました。
・・・
正直、今の日本は冷めています。
冷え切っています。
今あなたが会社にいるのなら、周囲の同僚を
電車に乗っているのなら、周囲の人間を見てみてください。
・とりあえず無難に与えられた仕事をこなして、早く帰ろう。
・疲れたから、スマホゲームやって、時間潰そう。
そんな人で、溢れていませんか?
「俺は絶対、これを成し遂げてやる!」
熱い情熱を持って、日々を生きている。
そんな人、ほとんどいないですよね?
だからこそ、男として高みを目指す我々は
「情熱を伝播してくれる存在」
そんな存在が必要なんです。
1人ぼっちで「よし、俺はやるぞー!」
と燃え続けられるほど、我々は優秀じゃないです。
自家発電しようとしても
すぐに、その火は消えてしまう。
だからこそ
「メンター(指導者)」だったり
「仲間」だったり
「ストーリー」が必要なんです。
それらを通じて、心の炎に再び火を灯す。
そうすることで、冷え切った
あなたの心も再び燃え上がり
また、理想目指して歩いて行けるようになります。
・・・
今回紹介した、「サンクチュアリ (聖域)」。
ネットフリックスの1ヶ月分の料金
たった「900円」で、全話見れます。
ここまで記事を読み進めたうえで、このドラマを観て
「うわー、900円損したよ。」
と感じる人は、1人もいないはずです。
ネトフリオリジナルドラマ、サンクチュアリ。
よかったら、秋の夜長のお供にいかがでしょうか。