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【注意!評判格差は分配できない】 感想:『無理ゲー社会』 橘玲

感想

2024年の1冊目の本でした。

本書は社会の厳しさを多角的に検討しています。
読めば読むほど厳しいなぁと思わざるを得ないのです。

自由というのは大変なことかもしれません。
著者は、かつての階級社会では自分が成功できない理由を社会制度の責任にできた、しかし自由な社会になって能力主義が進むと個人の責任が問われるようになることを指摘しています。
経済的な格差は拡大し、性愛格差(モテるかどうか)も拡大し、極めて不平等な社会になる可能性を述べています。

何か救いは?
と思い読み進めますが、この無理ゲー社会を乗り切るために
「わたしたちは、何とかしてこの残酷な世界を生き延びていくしかない」
と述べられています。

なかなかに厳しいですね。。

この本を読んで実践したこと、したいことなど

本書では格差のひとつに「評判格差社会」を挙げています。
経済的格差、端的にはお金であれば分配可能ですが、評判は分配できないことを指摘しており、確かに!と思いました。

では自分の評判は??
とりあえずお医者さんの肩書きに守られている部分はありますが、個人としてはどうなのでしょうか??
ということで、これまで避けてきたSNSに取り組んでいく方向性が定まっていくのです。

基本情報

リンク:無理ゲー社会
購入場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年1月9日
備考:2024年の1冊目。読書ノート6冊目終了


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