島本たかこ

アーツ ベースド ラボ研究生。合気道初段。

島本たかこ

アーツ ベースド ラボ研究生。合気道初段。

マガジン

  • ラボ研究生日誌-島本たかこ

    • 25本

    アーツ ベースド ラボ 研究生、島本たかこが綴る日誌です。

  • ラボラジオ

    • 37本

    アーツ ベースド ラボのポッドキャスト。 Youtube:https://www.youtube.com/playlist?list=PLxxvlBNXqccLqHLQTpVmu1USIJF4eGCg- Spotify:https://open.spotify.com/show/0QKMwfFcWT5dn8LS0IlPWx

  • 岩橋由梨の朗読劇

    • 30本

    岩橋由梨の朗読や朗読劇についてのマガジンです。

  • きいてみる稽古

    「きいてみる稽古」は、島本たかこが参加者と2人で15分間ずつ聞き合い、そのやりとりを録音した音声と逐語録をもとに、岩橋由梨さん(表現教育家)と一緒にふりかえる学びの活動です。

  • ふだんの暮らしを アートde対話

    • 22本

    アートを通して対話する小さなオンラインワークショップを開催中(現在リニューアル準備中)。 昨日とはちょっとだけ違う自分を感じ、明日からまたちょっとだけ違う毎日の大切な物語を紡いでいけるような、そんな人生の“止まり木”のような場づくりを目指している。 そして、ファシリテーターゆきの&たかこの化学反応から生まれる新しい世界を自らが楽しみ、ワークショップに生かしていきたいと考える。笑いと試行錯誤を繰り返しながら、お互いへの信頼とリスペクトは深い。

最近の記事

ともちゃんのヨガ

7月のことだけど、シンガポールから一時帰国していた友人のともちゃんのヨガに参加した。ヨガをしたのは1時間ほどだったのに、終わると身体が深くゆるんでいて、心身がすっきりしていた。 ともちゃんのヨガニドラのクラスではポーズはとらない。参加者は仰向けになって寝て、目を閉じ、ともちゃんの声にガイドされながら深いリラクゼーションに導かれていく。 ともちゃんの声は静かだけど、説得力があった。 ポーズをとらずとも、ともちゃんの心身が整っていて、どっしりと揺らがずにそこにいることがわかる

    • 【きいてみる稽古】 乗り物としての語尾

      きいてみる稽古のふりかえり。 声のコンステレーション 「仕事と、家族と、趣味と・・・」のように、目の前に言葉を並べるように語られる時、聞き手がそれらを繰り返しながらついていくことは、声でコンステレーションをしていることと同じだという。つまり、一つ一つの事柄が語り手にとってどのくらいの距離感にあり、どんな存在なのかを、声(音)で表しているのだという。 稽古が終わった後で、該当箇所のやりとりをひとりで聞き直してみた。しかしわたしの耳には、それぞれの言葉ごとの声(音)の違いが

      • 【きいてみる稽古】聞くのが上手くならない稽古

        4月の「きいてみる稽古」は、岩橋由梨さんを交えてのふりかえり会を3回行った。今回は、今月のふりかえりのふりかえりを書こうと思う。 聞くのが上手くならない稽古 由梨さんは時々「この稽古をしても、聞くのが上手くなったりはしない。その人の聞き方は変わらない。」と言う。面白いことを言うなぁと、いつもわたしは隣でニヤリとしてしまう。そして、決して聞き上手になることのない稽古を、みんなで大真面目に嬉々として取り組んでいることが、なんだかおかしくって笑えてくる。 期待と不安と裏切りと

        • 【アートde対話】リニューアルのお知らせ

          昨年7月から毎月開催してきたオンライン・ワークショップ「アートde対話」。3月には対面でも開催することができ、9ヶ月で合計10回のワークショップを行いました。参加してくださった方々には、心から感謝を申し上げます。 大変ありがたいことに、わたしたちは今年1月からアーツ ベースド ラボ研究生になりました。アーツ ベースド ラボは、アートを用いた実験的ワークショップをプロのファシリテーターとして開催している団体です。ここで(楽しく)修行しながら、より質の高い、面白い場を作っていけ

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          25本
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          22本

        記事

          Smell 〜記憶からのメッセージ〜

          2024/3/17(日)、東京中目黒のプレイバック・シアター ラボのオフィスで、ワークショップ「Smell 〜記憶からのメッセージ〜」を開催しました。 いつも羽地朝和さんが「ワークショップには、予想もしなかった意外な人が来てくれる」と言うけれど、まさにそんな方々が来てくださってとても嬉しい時間となりました。 今回のワークショップのテーマはSmell、匂いを感じることです。嗅覚はダイレクトに記憶に結びついていると聞いたことがありますが、そんな匂いを手掛かりにして、思い出した

          Smell 〜記憶からのメッセージ〜

          きいてみる稽古をはじめたわけ(表現教育家・岩橋由梨さんとの出会い)

          去年の暮れから「きいてみる稽古」を仲間内で始めました。これは聞き手のための一種の型稽古で、表現教育家の岩橋由梨さんから教えていただいています。 「きいてみる稽古」では、まず語り手と聞き手の2人組を作り、15分間、語り手が自由に語りたいことを語り、聞き手は語り手の言葉を時々繰り返しながらついていきます。その時聞き手は、語り手の声の音の響き、強弱、変化などを微細に感じながら、そのエネルギーの動きについていこうとします。このやりとりは録音しておいて、逐語録を起こし、後日詳細な振り

          きいてみる稽古をはじめたわけ(表現教育家・岩橋由梨さんとの出会い)

          動く彫刻をやってみて

          2月のアートde対話(オンラインワークショップ)は、ゆきのさんファシリテーションによる「はじめのいーっっぽ!」でした。 この日は、参加者がそれぞれに「今やりたいなぁ」と思っていることを語り、その気持ちを他の参加者が身体の動きや声で表現する「動く彫刻」というワークをやりました。 わたしも、自分がやりたいなぁと思っていることを語りました。 それは、noteやラジオで発信をしていきたいけど、躊躇する気持ちが強くなってきてしまう、という話です。それ聞いた3人の参加者がわたしの気持

          動く彫刻をやってみて

          【対面ワークショップ】 Smell〜記憶からのメッセージ (3/17@中目黒)

          演劇的手法を用いた分かち合いのワークショップ(対面)を開催します。 日時:3月17日(日)10:00-12:30 会場:プレイバック・シアター研究所 中目黒オフィス 定員:6名 参加費:1000円(税込) 主催・ファシリテーター:ゆきの・たか(プレイバック・シアター ラボ 研究生) 匂いという見えないものから辿るあなたの記憶。 確かにあったその物語の中に、埋もれて見えなくなっていた感情や身体感覚があるかも知れません。 それを身体を使って表現し、分かち合いながら味わってみ

          【対面ワークショップ】 Smell〜記憶からのメッセージ (3/17@中目黒)

          2024年3月 アートde対話のご案内

          1月のアートde対話では、「きいてみる稽古」という”聞く”に焦点を当てたワークをしました。2月は「はじめのいーっっぽ!」と題して、自分がやってみたいな〜と思うことを、即興劇や動く彫刻という身体表現で分かち合いました。 3月には対面のワークショップも予定しています。匂いをきっかけにして、思い出したエピソードを即興劇や動く彫刻で分かち合います。 第9回 Smell 〜記憶からのメッセージ〜 (対面開催です!) 日時:2024年3月17日(日)10:00〜12:30 会場:プ

          2024年3月 アートde対話のご案内

          口承の物語 (からだと声の朗読劇)

          2月の「からだと声の朗読劇」のテーマは口伝えでした。(この日のことを講師の岩橋由梨さんがnoteを書いています。こちらからご覧いただけます。) ワークショップの中で、参加者同士で実際に口伝えをする体験をしました。まず、自分が家族や地域の人から口伝えで聞いたちょっとしたお話を思い出して、ペアになった参加者に話します。 わたしが話したお話は、こんな話でした。 「70代後半の女性から聞いた話です。戦後すぐの頃はみんなが貧しくて、どの家庭も庭で野菜を育てていたそうです。畑の周り

          口承の物語 (からだと声の朗読劇)

          初めての朗読劇発表会

          先週末は「からだと声の朗読劇」(プレイバック・シアターラボ主催)の発表会だった。発表会といっても、それに向けて稽古を積んできたということではない。月1回だし、内容もその都度違っている。文章を読んだり、歌ったり、遊んだり、様々な角度から「からだと声」を感じ、楽しみながら表現するという体験を数ヶ月重ねる。そしていよいよ発表会が近づいてきてから、その準備に取り掛かる。 リハーサルは2回。講師の由梨さんが、ファシリテーターから演出家の顔になる。慌ててシャンと背筋を伸ばすわたしたち。

          初めての朗読劇発表会

          聞聴ラボと来年の抱負

          いやー、今回の聞聴ラボもおもしろい時間だった。濃い時間だった。 なにがおもしろいって、・・・なんだろう?なんかよくわかんないけど、おもしろい(笑)。何か自分の中で確かに動き出すものがある。自分の中の何かが喜んでいる。これでよいとうなずいている。お腹のあたりがもぞもぞと動き出す。それがおもしろい。 聞聴ラボで思いつくままにあれこれ語っていたら、2024年のわたしの抱負が見えてきた。それは、出すこと、開くこと。 自分が思っていること、考えていること、感じたことを、noteに

          聞聴ラボと来年の抱負

          アーツ・ベースド・ファシリテーター養成講座で過ごした時間

          2024年1月から、プレイバック・シアターラボ主催のアーツ・ベースド・ファシリテーター養成講座(ファシ講)第4期が、東京の中目黒で開講する。わたしはラボ研究生として事務局を担当させていただけることになった。 わたしはこの講座の第3期(2023年1〜6月)修了生だ。ファシ講での経験は受講生一人一人違っていると思うが、わたしにとってはファシ講はどんな時間だったのか、思いついたところからポツポツと書いてみる。 ゆっくり近況を語ることからはじまる時間 毎回、近況報告(チェックイ

          アーツ・ベースド・ファシリテーター養成講座で過ごした時間

          2024年1月・2月 アートde対話のご案内

          アートde対話もおかげさまで半年間続けることができました。ありがとうございました。来年度も引き続きゆるゆる続けていきたいと思っています。 1月・2月の開催日程が決まったのでお知らせいたします。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。 第5回 〜即興劇で分かち合う〜 暮らしの中で心が動いたこと 2024年1月26日(金) 20:00~21:30 ファシリテーター:たかこ 暮らしの中で感じたこと、心に引っかかったことを、言葉や即興劇で表現してみます。自分の内側で何が起きて

          2024年1月・2月 アートde対話のご案内

          ワークショップ・フェスティバルという山(転載)

          【お知らせ】 アーツ・ベースド・ファシリテーター養成講座の第4期が2024年1月から始まります。今回はオール対面。東京の中目黒で開催です。 ファシリテーションに関心がある方にオススメです。 ※プレイバック・シアターラボのnoteに掲載された文章を、以下に転載します。ワークショップ・フェスティバル2023で、ファシリテーターとして経験したことを書きました。 たかこ ワークショップ・フェスティバルは、わたしにとって「大きな山」だった。いったいフェスで何にチャレンジし、何を経

          ワークショップ・フェスティバルという山(転載)

          アートを鑑賞するハードル

          週末は夫と美術館に行ってきた。 以前は、美術館に行っても、どう楽しんだらいいのかよくわからなかった。一つ一つの絵の前に立ち、じっと眺める。わたしは、感動・・・してる?・・・よくわからない。知人に「どの作品を家に持って帰ろうかなと思って観るといいよ」と言われて、なるほどと思い、「どれを持って帰ろうかな?」と思いながら見て回った。でも、やっぱりピンとはこなかった。さ〜〜っと歩いて回り、気になった絵があったら立ち止まる、というやり方にしてみた。確かに、ちょっと気になる絵はあったり

          アートを鑑賞するハードル