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食べていくために書く。養っていくために書く。

何を書いて食べていくのか。何を書いて養っていくのか。

蛭子能収さんはイラストと漫画を描きまくって家族を養った。漫画やイラストの内容やテレビでのキャラクターはさておき、重要なのは蛭子さんがその仕事で家族を養ってきたことだと個人的には思う。

『地獄に落ちた教師ども』『サラリーマン危機一髪』『私はバカになりたい』『私の彼は意味がない』『死んでも笑え』

漫画作品のタイトルを読むだけでもその鬱屈した感情とナンセンスを感じることが出来る。そして、その中身たるや・・・

「感じたまま、ありのままの自分をさらけ出して描いている本物の作家」(漫画家山田花子)

「蛭子は漫画において人間の本性を妥協なく露出している。蛭子漫画の恐ろしさはここにある。」(漫画評論家清水生)

いずれもWikipediaからの引用。

蛭子さんの漫画は多くの作家に影響を与えている。そして蛭子さんは伝説の漫画雑誌ガロが好きだったりするようコアな人たちがマジリスペクトする漫画家である。

しかし、テレビに出ている蛭子さんしか知らない人が多すぎる。決して大衆ウケする漫画ではないが、是非サブカルチャー好きを自称するような人達に、是非とも読んで頂きたい。

そして、僕は言いたい。「これが本当のサブカルチャーなんだ」と。

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