敗戦から学ぶこと
昨日は、高松のナイタートライアルin屋島という競技会に行ってきました。
一年生の小川君が、関東インカレ1500mの参加標準記録を狙いたいとの希望でしたので、この週に、良い競技会がないか探していたわけです。
季節柄、ほとんどのチームが駅伝にシフトしているこの時期。
なかなか適当な競技会がなく、困っていたところ、1500mの中学記録保持者・川口峻太朗選手@洛南高校が、エントリーしているという情報を得て、小川君を出場させることにしました。
洛南高校さんと言えば、近年、三浦龍司選手や佐藤圭汰選手といった世界的なランナーを輩出され、短距離や跳躍など、トラック&フィールドを大切にされているチーム。ここにエントリーしてくるということは、中途半端な状態ではないだろうと読み、ターゲットを絞りました。
小川君は、9月の関東新人からレースが続き、いわゆる貯めが目減りしている状態。ちょっとギリギリのラインでしたが、なかなかできない経験ができると考えて、チャレンジすることにしました。
前戦の新潟の3000mは、日本グランプリシリーズという大きな舞台で、きっちり勝ち切れるかどうかというのが、遠征の焦点でした。
今回の1500mは記録という目標もさることながら、格上の選手の胸を借り、たとえ負けたとしても、敗戦から学ぶことが大きいと考えました。
選手の成長には、様々なパターンがあるように思いますが、小川君に関しては、実際のレースから、色々学ばせた方が、身になるのではないかと思ったわけです。
結果は、自己記録を、6秒ほど更新し、2着でゴール。
川口選手@洛南 3分49秒02⇒3分47秒41
小川選手@関東学院大 3分57秒39⇒3分51秒32
東選手@洛南 3分52秒98⇒3分57秒03
櫻井選手@洛南 3分48秒02⇒4分15秒93
嘉良戸選手@洛南 3分48秒19⇒DNF
※氏名~所属~自己記録~今回の競技会の記録
川口選手には、完敗でしたが、若干風があった中、しっかり自己記録を更新できたのは良かったと思ます。
レース後の小川選手は、全力を尽くして、疲労困憊状態でした。同時に、格上とはいえ、高校生に完敗したことに対し、悔しさでいっぱいという表情でした。私自身も、「良い経験になれば」なんて考えていましたが、実際にこれだけやられると、頭に血が上り、悔しさがこみ上げてきました。勝手なものですよね(苦笑)
まぁ、私も20歳台、30歳台の時よりは、大人になっていますから、少しクールダウンしてから、小川君の労をねぎらいに行きました。やはり、やることは明確で、しっかり練習しないといけないと、改めて感じましたね。
小川君自身も、「冬季はしっかり走り込みます!」という決意を伝えてくれました。ホンモノの選手と一戦交え、自分に足りない部分を肌で感じてくれたと思います。自己記録更新も良かったと思いますが、それ以上に、この敗戦から学んだことは大きいと思いました。
彼の今後の成長を楽しみにしています。
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