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教育研究全国大会(全日教連)に参加して

「美しい日本人の心を育てる」を大会理念に掲げる全日本教職員連盟(全日教連)の教育研究全国大会が8月3日から山口で開催され、「我が国と郷土の歴史や伝統・文化への理解をウェルビーイングにつなげる学習指導」をテーマとする第一分科会の助言者として参加した。

同全国大会には全日教連結成以来助言者として参加しているが、今回の大会主題は、「主体的に社会を形成し、未来を切り拓く力を育む教育実践一豊かな人間関係の中で学び合い高め合う子供の育成を通して一」であった。

Society5,0が到来しつつある現代社会は、生成AIやロボット技術の発達、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展などにより、将来の予測が非常に困難な時代となっている。

Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Anbiguity(曖昧性)の“VUCA”の時代と言われている。

このような社会を生きる子供たちには、現時点で予測できる社会課題や変化に対応するだけにとどまらず、予測が困難な未来に向けて、自らの意思によって主体的に社会を共に創り出していく必要がある。

具体的には、一人ひとりが自分と他者の良さや可能性を認識し、それぞれを価値ある存在として尊重し合う中で、幼少期から身近な人と関わりを深めたり、継承されてきた我が国や地域の伝統・文化を体験したりする中で自己肯定感を高め、我が国の在り方や自分自身の役割について高い志を持つことが必要である。

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①歴史教育、②家庭教育、③道徳教育、④日本的Well-Being教育の観点から、研究の最新情報や、課…

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