もっと早くHSPと分かっていたら
わたしは何をするにも消極的だと思っていた。親友はおろか親しく接してくれる仲間と接するのも、億劫に感じる様になり、人づきあいは面倒!と思い始めてしまった。その一方でガールフレンドも求めていて、アタックも何度かしたけれど、正式にお付き合いしたことはあまりない・・・
これまでのことを振り返ってみると、何もしてこなかったかと言うと、そうでもない。
渡辺美里さんのライブ
あるきっかけがあって、渡辺美里さんの西武球場(当時)コンサートに参加するようになった。それまではそんなチャラチャラした雰囲気なんて、と西武球場前駅(当時)に着くまでは夏の猛烈な日差しに晒されながら、お家にいた方が良かったかなって思っていた。ところがコンサート会場には約3万人が集まっていて、ステージの方向から何やら音楽が流れていて、出店もあって、わたし自身もウキウキし始めた。
そしてコンサートは終了。既に来年またここに来ると決めていた。その通り次の年も西武線に乗って狭山湖の風に吹かれていた。
毎年は行かなかったけれど、2、3年に一度は足を運んだ。本当に楽しくなって、渡辺美里さんの活動に関することは、こと細かに調べた。美里さんの学校の先輩には松たか子さんの夫、佐橋佳幸さんの存在も知った。それは音楽性に興味を持ったから。
女性ではなくライブ遍歴
様々なアーチストのコンサートにも参加。コロナ社会の前はダフ屋も横行していたので、高額なチケットを買って、perfumeとか、平原綾香さん、宇多田ヒカルさん、いろいろな会場を尋ねた。
ファイナルファンタジーの挿入歌を歌った、白鳥英美子さんの生歌を聴くために奈良の神社も行ってすぐに帰ってきたという思い出もある。無料だけどちゃんと2、3曲歌うフリーライブとかタワーレコードのインストアライブにも行ったのだ。
興味あることには積極的
HSPといってもまるきり同じタイプではないらしいけれど、わたしは大抵のことは奥手なのに、コンサート遍歴に関しては自慢できるのだ。それにファミコンとか、映画とかアニメとか、とにかく深掘りするのだ。それが人生の役に立つ訳でもなく、幼少期から夜更かしして、ラジオとかテレビばかり観て過ごしてきて、両親に『早く寝なさい!』と言われ続けてしまった。それがHSPの特技というか、鋭い感性の持ち主の証だと気づいた。でももっと早く気がついて、その時間は何だったのかと考えてしまう時もあるけれど、改めて自分らしく生きていたいと思うのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?