野菜の仲人になることがコツ。
ポタージュってただ言いたいよねの一席。
名前がもう旨そうだから、永遠にポタージュポタージュポタージュと唱えていたくなるのは私だけでしょうか。
さて、ここ最近は在来のお野菜を手に入れては食べ、どんな風にいただくかを妄想し、勉強に明け暮れる日々。
そりゃぁ、もんげぇうまい人参が我が家に届きましてね。
あれやこれやと考えましたところ。
食べながら「え?うまっ、あんまっ!」となってしまったそんなポタージュのご紹介。(人参以外の野菜でもおいしくできるからお試しあれっ!)
ポタージュをつくる時のコツは、「作り手の私たちが野菜たちの仲人になること」。これに限ります。(意味わかんないよと思ったあなた!ビリーブです)
さて、今回は「ブレンダー」が必要になるのですが…。
ブレンダー無いよ!なんて方どうしましょ。うーっむ、地道にすりおろしましょうかっ!なんとかなるでしょう。やったことないけど。
材料は「うんまい人参」「玉ねぎ」「油」「豆乳」「塩麹」をご用意くださいまし。
材料/少食の人なら2人分
人参 10cmくらい(上の方が甘いです)
玉ねぎ 人参に対して1/3か1/2くらい(主役は人参)
油 チョロ
水 下茹で用(野菜が煮えるくらいの量)
豆乳 200ml
塩麹(自家製塩麹の作り方を参照) お好みの濃さ
塩 適量
作り方
1、野菜をカットする
今回は人参は輪切りでザグザく、玉ねぎは粗みじんに。
2、玉ねぎは飴色!(作り手は野菜と野菜の仲人役)
鍋に油をちょろっとひき、玉ねぎを炒めてゆきます。この時にお塩をちょろりと振りかけると、水分がでて早く火が通ります。
ポタージュのポイントは、「野菜の甘みをいかに引き出すか」これに限ると思っています。つまり私たちは、人参と玉ねぎの仲人役だということですね(ひぇぇ〜。重要な役回りだぜ。燃えちゃうっ)
まずは玉ねぎの緊張をほぐしてあげること。つまりはじっくり飴色に炒めるということです。半透明じゃダメよ!
3、人参は水でじっくりコトコトと
玉ねぎの緊張が溶けたなら、いよいよご対面の時。きっと人参緊張してるよね。緊張している人参のために、お水を注いであげましょう。目安は野菜のちょい上くらい。蓋をして二人の世界にしてあげてね、弱火でコトコト。
強火で急かさないことが大切ですね。
スッとお箸が通ったならグッド。水分は薄まっちゃうからほんの少しになるまで煮飛ばしてあげましょう。さてはて縁談成立となるのやら…。
4、豆乳をいれてみる(チャチャいれ)
「ちょっと二人どんな感じなのよ?」というチャチャいれの意味も込めまして、豆乳をいれてみる。ちょっと火にかけコトコトと。
うんうん。結構いい感じ。
5、塩麹で味を整える(あと一押しっ!)
やっぱり引き締め役はお塩の役目。塩麹をいれて味を確認。
ただの塩よりも甘味と旨味がギュッと詰まった塩麹は、二人の愛を一気に加速させる!
(ここで音楽すかさず音楽をっ!)
♪:まわれ、まーわれっメリーゴーランドっ
6、そう一気に攪拌(愛は燃え上がる)
ブレンダーで一気に攪拌します。
こうして、見事に愛は身を結ぶのでした。
縁談成立。
以上。
今日のツボ
・私たちは野菜の仲人
・仲人役は焦らない。これに限ります
・塩麹で愛を一気に加速
・そしてブレンダーにて縁談成立。
嗚呼、ポタージュや。
ポタージュやポタージュや。
愛しているぞ。
思っているより簡単でおいしいので、旬の野菜を見つけたならば是非ともお試しくださいましね。
お後がよろしいようで。
食べたいものをつくる人 高橋 拝。