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【釈尊に学ぶ】

【釈尊に学ぶ】

仏教を宗教として捉えるのではなくて、

人間学、

人生哲学として学ぶ。

これに関して、

『ひろさちやのいきいき人生1 釈迦にまなぶ』(著者 ひろ さちや 春秋社)

の中に、こう書いてあります。

「わたしが本格的に仏教の勉強を始めたのは三十五歳のころ。

ちょうど釈迦世尊が、
ブッダガヤーの菩提樹の下で悟りを開かれた年齢です。

それから八十歳になる現在まで、
わたしは数多くの仏教書を書いてきました。

ところが、
釈迦と同じ八十歳になって、

――わたしたちは仏教者として、
人生をどのように生きればよいのだろうか?――

といった疑問が、
わたしの脳裡に出没するようになりました。

もちろん、
これまでわたしが仏教的生き方を考えなかったわけではありません。

そのような本も数多く執筆しました。

しかしこれまでは、
仏教の教理のほうからアプローチして、
仏教の教えをどのように生活に活かすか、
むしろ応用問題的に仏教の生き方を考えてきました。

つまり、
仏道修行の一環として、
仏教的生き方を考えてきたわけです。

だが、
八十になったいま、
わたしの問題意識は、
少し変わりました。

わたしは、
人生の生き方、
人間らしく生きるにはどうすればよいか、
といった問題のほうから、
仏教を学ぶことを考えるようになったのです。

つまり、
仏教からする人生論ではなしに、
人生論からする仏教を考えたいと思うようになりました。

仏道修行の上での人生論ではなしに、
人生をどう生きればよいかを仏教的に考えようとしたのです。

(中略)

釈迦が教えた基本原理です。

普通、
それは『四諦』(四つの真理)と呼ばれています。

そしてそれは、
どうすれば苦しみをなくすことができるかを教えたものと解されています。

だが、
そのような解釈は、
とんでもない曲解です。

わたしたちは苦をなくそうとすればするほど、
ますます苦しくなります。

読者もそのことは、
日常生活における体験から、
よく分かっておられるでしょう。

釈迦の教えは、
そうではありません。

釈迦が本当にわたしたちに教えたかったことは、

――苦しまなければならないときには、しっかりと苦しみなさい――

でありました。

では、
しっかり苦しむためにはどうすればよいか?

そういう角度から、
われわれは『四諦』を理解すべきです。」(1頁〜3頁)

仏教を単なるノウハウやテクニックとして学ぶのではなくて、

『釈尊の真の教え』の本質を掴み、

核心を衝く。

『釈尊が本当に伝えたかったものは何か?』

答えは、

あなた自身で見つけてください。

(参考図書)
『ひろさちやのいきいき人生1 釈迦にまなぶ』
(著者 ひろ さちや 春秋社)
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高原茂
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