【ブッダがせんせい】
【ブッダがせんせい】
釈尊は、私にとってのアーキタイプ(元型)です。
元型とは、
祖先から受け継ぎ、
個人の精神に普遍的シンボルとして現れる記憶のことで、
夢や神話のなかに見ることができる、
集団の霊的エネルギーが凝集されたものです。
誰もが少なくともひとつの元型を必ずもっています。
私にとっては、ブッダが先生です。
『心を育てる こども仏教塾 ブッダがせんせい』(著者 宮下真 永岡書店)
の中に、こう書いてあります。
「自分だけ、楽しければいいんじゃないんだ。
みんなが、毎日ニコニコしていられるようにねがっていよう
目に見えるものも、
見えないものも、
遠くに住んでいる人も、
近くに住んでいる人も、
すでに生まれているものも、
これから生まれてくるものも、
すべての生きとし生けるものに、
幸いあれ。『スッタニパータ』より
(中略)
きみや、きみのまわりに楽しいことがあっても、
はなれたところに、
かなしくて、
つらくて、
ないている大ぜいの人がいたら、
きみはきっと、
楽しい気もちにはならないはずです。
自分だけうれしくても、
自分だけ楽しくても、
いっしょにニコニコしてくれる人がいなかったら、
本当の楽しさはありません。
ブッダは、
どんな人も、
どんな生きものもわけへだてなく、
みんながしあわせになるようにと、
ねがっていました。
自分が毎日、
楽しくわらってすごしたいと思うなら、
せかいのみんなが、
毎日ニコニコしていられるようにねがうことです。
(中略)
いのちのあるすべてのものを『苦』から救う慈悲が仏教の根本にはあり、
自分だけいい思いをしたり、
自分だけ得をするのを喜ぶ人をブッダは否定しています。
自己中心・自分本位で我欲を優先し、
だめなときは自己責任という現代社会はブッダの教えとは正反対にあります。
喜びを分かち合い、
みんながニコニコしていられる世の中を作るにはどうしたらいいか、
子どもと一緒に考えてみてはいかがでしょう。」(32頁〜33頁)
自分だけ楽しければいい、
自分だけ嬉しければいい、
という自己中心・自己本位ではなくて、
人類全体の幸福を考えましょう。
地球ユートピアの実現を目指しましょう。
(推薦図書)
『心を育てる こども仏教塾 ブッダがせんせい』
(著者 宮下真 永岡書店)
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