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今世紀最大のがっかり

このパンデミックの生活になってからずーっと楽しみにしていたことがある。AppleWatchを着けているとマスクしたままiPhoneのFaceIDをアンロックする機能だ。

FaceIDとは現行iPhoneのロック解除方式で、文字通り顔でロックを解除する機能だ。画面ロックだけでなく、ApplePayや家計簿アプリなんかでもこの機能が使える。以前はTouchIDという指紋認証が主流だったが、今は顔認証が主流だ。

このFaceID、顔の半分以上が隠されていると認識しないという仕様になっている。なのでこのご時世、外出時にマスクがデフォルトの生活では機能しない。ロック解除するには、仕方なく6桁以上のパスコードを入力しなければならない。

FaceIDが登場して3年。花粉症の人には辛い季節に、マスクしたままアンロック出来ないか?という要望があった。でも、当時は日本人だけがマスクをするような文化だったから、当然Appleはそんな要望に対応するはずもなくスルーされていた。

裏をかいて、マスクしたままの顔を顔認証として登録するという荒業もあったが、最近のiPhoneはフロントカメラ性能がアップしているのか、私のiPhoneではこの裏技が通用しない。

そして、世界中の人々がマスクをするようになって、とうとうAppleも重い腰を上げた。AppleWatchを着けていたらマスクしたままアンロック出来るようになるというのだ。

マスク生活がデフォルトになって、FaceIDが機能しなくなってから、本当に不便に感じていたのでこの機能をずーっと待ち望んでいた。そしてAppleの発表に「とうとう来たか!」とワクワクが止まらなかった。昨日、最新のiOSがリリースされて、マスクしたままアンロック機能が追加されたと、各ニュースサイトが報じた。

もう早速アップデートしましたよ。1.1ギガもあるファイルをダウンロードして。で、早速マスクしたままロック解除しようとしても、うんともすんともいわず、パスコードを要求される。「あれ?おかしいな」と思って、設定をいろいろと調べてみたけれど、それらしい項目もない。

なんで???と思いながら、下記サイトを見ているとAppleWatchはシリーズ3以降が必要とあるではないか!!

え?自分のAppleWatch切り捨てられたの(シリーズ2)この前こんなnoteも書いたばかりなのに、、、


ものすごくがっかりした。もしかしたら、令和で一番がっかりした出来事かもしれない。Appleがこの機能を発表してから半年くらいワクワクが止まらなかったのに。ワクワクを返して欲しい気分だ。

AppleWatchを着けているとMacBookのロックを解除できる。この機能は地味に便利で、現行MacはTouchIDも付いているけれど、スリープから復帰する時はいちいち指を置かなくても開いただけで瞬時に復帰するから気に入っている機能だ。

自分はこの機能がiPhoneにも適用されるとばかり思っていた。なので、今身につけているシリーズ2でも対応できるとばかり思ってたのだ。

ところが、もうシリーズ2はプロダクトライフサイクル的に終わった製品なのだろう。過去の製品を切り捨てるなんてよくあることだが、寿命を宣告されたようで悲しい。

負け惜しみを言うと、マスクアンロックは画面ロックの解除にしか使えないらしく、Pay系でのFaceIDには対応していなく、パスコード入力が必要になるようだ。

なので、一番不便に感じていたお店でApplePayを使う時、最新のAppleWatchを身に着けていても、結局パスコードがいるってことで、それなら良かったという気持ちもある。

ただ、今朝からAppleのサイトで最新のAppleWatchを眺めてばかりしているんだけれども。

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