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ボイステックに乗り遅れている

今、ボイステックがブームらしい。といっても、どういった類のものをボイステックと呼ぶのかよくわかっていない。私がよく利用しているラジオアプリ、Voicyの代表である緒方さんが本を出版されているので音声メディア全般を指す言葉なのかもしれない。

だとすると、今年の初めに流行したクラブハウスにはじまり、Twitterでもスペースと呼ばれるクラブハウス類似のサービスが始まっている。これもボイステックなのだろう。

テックと名がつくからには、いわゆる音声認識とか音声入力とかも含まれるんだろうか?広義にはそうなのかもしれない。そう考えると、流れている音楽を検索するアプリ「Shazam」や鳥の鳴き声から種類を教えてくれるアプリなんかもボイステックなんだろうか?それとも、もっと大きなくくりにして、サウンドテックと呼んだほうが良いかもしれない。

このボイステックでよく聞くのは、ブロガーさんやインフルエンサーと呼ばれる方々が続々と参入していることだ。最近ではファッションインフルエンサー(この呼び方で合ってる?)のMBさんがVoicyに参入していきなり登録者数1万人を超えていた。

そして、皆さん口々に音声メディアは楽だと言っている。というのはブログやメルマガなどで3,000〜5,000文字書こうとすると、数時間は時間に縛られて、かなりの労力も必要となるのが、音声メディアはたった10〜20分で完成品が出来上がってしまう。そこが、時間の節約にもなるし、楽だということだ。

確かに、自分のこのnoteですら、毎日1時間はかかっている。それを人に見せてお金をいただくことが出来る体裁と説得力と情報量を付加させようとすると、かなりの時間が必要となるだろう。

そして、私が聞いているパーソナリティの皆さんはとにかく喋りが上手い。Voicyの1チャプターは10分ある。その10分をいかに使うかが各パーソナリティの腕の見せ所で、どれを聞いても上手だなあと感心して聞いている。

実際にプレゼンテーションや講演会のプロが集っているのだから当たり前といったらそうかもしれないけれど、仮に台本があったとしても、あれだけ上手くアドリブを交えて時間内に喋ることができるのは本当に凄いなあと思っている。

自分の場合、前職で少なくとも月1でプレゼンテーションする機会はあったのだが、ここ3年位は人前で話すこともめっきり無くなってしまった。なので、プレゼン力はもともとあったわけではないが、もう劣ってしまってほぼ使い物にならなくなっている。

まあ、実際の生活でプレゼン力を発揮する場面はめったに無いけれど、この能力を再びなんとか向上させたいという意欲は最近出てきた。といっても何かをするわけでは無いが。

最近奥さんに「説明下手になったね」といわれることがあり、それがショックだったので、それも影響しているのかもしれない。やはりプレゼン力は落ちているのだ。

noteにも音声投稿機能もあって、これを活用する手もありそうだ。ただ、自分の声を聞くのが恥ずかしいという思いの方がまだ上回っているので、いま一歩踏み出せてはいない。

最近、池上彰さんの本を読んでいて、文章が頭の中で池上さんの声で再生されていたことがあった。これも緒方さんのおっしゃるボイステックの効果らしく、音声が認知されていると、その方が本を書いても、その声で再生され、頭に残りやすい。そういった相乗効果もあるらしい。

そして、ボイステックのその先にはブレインテックが待っているらしい。これは未来感!のあるニュース。


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