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#1634 大人になると羽が生える

蜘蛛の巣にひっかかった子カマキリを助けてから早1ヶ月半、早くも大人の階段を登りきってしまった。

たぶんオスなので、相手を見つけてあげたいと思う半分、天寿を全うしてもらって、羽の開いた標本作成に挑戦したいと思う半分。今そんな気分。

で、食事の確保に苦労している。

というのも、カマキリが大人になったということは、餌となる昆虫も大人の階段を続々と登っている。

生存競争を勝ち抜いて単純に個体数が少なくなったことに加え、羽が生えた分捕まえることが至難の業となってしまった。

例えばイナゴ。幼虫時代はいとも簡単に確保することができた。だが、大人になったイナゴを捕まえるのはかなり難しい。なんせ、捕まえようにも、一度の飛翔で5m以上飛んでいってしまう。

まあ、自然界ではカマキリも自由に飛べるんだけれど。

このことを小5に伝えると、「まるで人間みたいだね」と言う。そうか、大人になると羽が生えて自由な行動範囲が増えるな。この例えに納得。

というわけで、「子ども時代の今、たくさん経験を積んでいくと飛び立つ範囲も広くなるよ。そのためには目の前の宿題をまず終わらせて!」と伝えてみる。

そうしたら「何故、勉強しなきゃいけないのか?」という新たな問いが立ってしまった。

そんな彼のために、この本から得た情報を噛み砕いて説明している。

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