たとえ勝てはしないゲームでもどうにかなるの(クラファンの裏テーマ)
勤務先医療法人が能登半島地震で被災し、復興資金調達のためクラウドファンディング係を任されることになった。3.11の開始から1ヶ月、まずは目標金額を達成することが出来た。ご支援いただきありとうございます。残り44日。
今日は、このクラファンの「裏テーマ」を書いてみる。
それはズバリ!「従業員満足度の向上」。
ボスからこの裏テーマをミッションとして与えられたわけではないけれど、どうせやるなら、そっちも設定したほうが面白いかなと考えた。要は個人的な満足度向上のため。
で、従業員満足度を上げるにはどうしたらよいか?を自分なりに考えてみる。
単純化すると「給料×やりがい」に集約化されるかと思われる。
給料は、私の力ではどうすることもできないので、今回は「やりがい」にフォーカスした。というのも今回の震災で離職率が半端ない。士業が多い職場だからなおさら。そこを最低限に食い止めたいという思いがあった。
使ったキーワードは「能登にたった一つ」。つまりオンリーワンな職場であるということ。※ちなみにこのワード、いろいろなNGワードがある中で唯一許されたワードだった。例えば「唯一」や「安心・安全」などはほぼ使っちゃダメとのこと。
働いていると、業務が細分化されていて全体が見えないことがよくある。そこで「能登でたった一つしかない仕組みをみんなで動かしているんだ」ということを中の人たちに伝えたかった。そのために「あなたの力が必要なんです」と。
これはボスの言葉の受け売りなんだけれども、「診察室だけで終わらない」ということ。要はお医者さんだけでなく、全てのスタッフのおかげで「全体の仕組み=精神障害者の生活を支える」が回っているということを伝えたかった(中の人たちに)。
実際クラファンが始まってみると、ありがたいことに応援コメントも集まってきた。それを中の人全体に共有しさらに「あなたの力が必要なんです」を伝え続けている。
時期的にベースアップベースアップなニュースばかりで逆風も多かった。そんな中、いかに「やりがい」伝え続けるかを自分なりに模索し続けたこの数ヶ月だった。
開始までの経緯は過去のnoteで